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菅田将暉、Fukase、高畑充希が“血まみれしりとり”!?
映画「キャラクター」完成報告会で撮影裏話を明かす

「もしも売れない漫画家が殺人犯の顔を見てしまったら…。そして、その顔を“キャラクター”化して漫画を描き、売れてしまったとしたら?」。そのアイディアを基軸に登場人物それぞれが幾重にも交錯する物語が描かれるダークエンターテインメント映画「キャラクター」。

売れない漫画家・山城を菅田将暉さん、殺人鬼・両角を今作が俳優デビューとなるFukaseさん(SEKAI NO OWARI)が演じる本作が、6月11日(金)に公開されます。

先日、映画の完成報告会が行われ、主演の菅田さん、Fukaseさん、高畑充希さん、中村獅童さん、小栗旬さん、永井聡監督、原案・脚本を担当した長崎尚志さんが登壇しました。

ハチマガは、豪華なキャスト、スタッフが登壇したこの完成報告会を取材。和気あいあいとした空気の中で語られた、撮影の裏話などを紹介します。

  • 菅田将暉、初演技のFukaseの役作りに「ハッとさせられた」
この日、本来であれば試写会が行われる予定でしたが、新型コロナウイルスの影響を受け中止。そのため、完成報告会が配信されることに。菅田さんは配信を見ているファンに向け「皆さんお元気でしょうか。僕は何とか元気でやっています!」と呼びかけました。

続くFukaseさんは、「今もですが、(撮影現場でも)緊張していたんですけど、キャスト、スタッフの皆さんが気を遣っていただいて、僕のやりやすいようにしていただいて、完成に至りました。この場でお礼を言いたいと思います。ありがとうございます!」と、緊張をにじませつつ感謝の言葉を。
小栗さんの挨拶の順番直前には、菅田さんがなにやらニヤニヤとしながら、小栗さんを見つめる場面も。その視線を受け挨拶する小栗さんは「ども!小栗旬です!今日はここに来られてうれしいです!!」と、妙なテンションで会場の笑いを誘っていました。

今回、初めて芝居で殺人鬼・両角を演じたFukaseさんの印象を聞かれると、菅田さんは、役作りに関してハッとしたことがあったそう。「プライベートで、包丁売り場に行って、セリフを練習したっていうんですよ。自分は(長く芝居に携わってきたからこそ)忘れていたことだなと思いました」と、丁寧な役作りに感心した様子。

その話題を受け、Fukaseさんは「もし、警備員に捕まったら『映画のセリフの練習をしてました』って言い訳をしないといけないから、そうすると変な形でプロモーションすることになるので…1回、鮮魚売り場に行って、もう一度包丁売り場に戻って、ということを繰り返していました(笑)」と、その詳細を明かしました。

Fukaseさんは、初めてのお芝居で、菅田さんとの共演ということもあり、初めてセリフを発したときには「体が震えた」というほど、緊張していたといいます。「体の震えを隠すために『この部屋寒くないですか?』と言ったけど、誰も聞いてくれなくて(笑)。温かくしてもらえないままセリフを言ってました」と、寂し気に語ると、菅田さんが「そりゃ配慮が足りなかった(笑)」とボソリ。続けて「そんなに緊張している感じに見えなかったですけどね。その挙動も役作りの一環かと思っていました」と、思ってもみない告白に驚いた表情を見せていました。
また、撮影現場での立ち居振る舞いにも困っていたようで、「一番の不安は、菅田くんに話しかけていいのかなっていうところが分からなくて」と話すFukaseさん。その不安は、テレビなどで、役の関係性に合わせて待ち時間の振る舞いを変えるという俳優の話を聞いていたことが原因だといい、「例えば『昨日何食べました?』みたいな、どうでもいい話をして、『僕たち、そういう間柄じゃないですよね?』って言われたら、もう立ち直れない」と、笑いながら告白。「遠くのほうから見ていて、スタッフさんに話しかけていいのか聞いてもらって、ようやく話せた」と、かなり慎重にコミュニケーションをとっていたと、裏話を披露しました。

両角が起こす殺人事件を追う刑事・清田を演じた小栗さんは、永井監督に「とにかくかっこいい小栗旬が見たい」と言われ、役作りをしていたそう。かっこよさを意識して読み合わせに臨んだものの、「もう少しかっこいい小栗さんがいい」と、さらなるリクエストを受けたといい、「もっとかっこつけていいんだと思って、全力でかっこつけたら…かっこいいんですよねぇ」と、自画自賛でしみじみ語る小栗さんに爆笑が起こりました。
そんな小栗さんとともに刑事・真壁を演じた獅童さんは、「かっこよすぎて、勉強になりました。『かっこよく』と言われて、あんなにすぐかっこよく演じられるなんて、さすが!」と感心。続けて「僕は…どうですかね…」と、自信なさげにつぶやくと、小栗さんが「真壁さん、激シブでしたよ!」と絶賛。獅童さんも笑顔を見せていました。

コンビネーション抜群の、小栗さんと獅童さんの印象を聞かれた菅田さんは、「大先輩2人なので…今日、振り向くのが怖いんですよ。金剛力士像みたいに鎮座していて(笑)」と、笑いを交えコメント。続けて、「現場でいろいろなお話ができたことが幸せだなと思いました。獅童さんには歌舞伎もお誘いいただいて。僕の知らない世界をたくさん教えてもらった感じ」と、尊敬の思いもしっかりと言葉にしていました。

菅田さん演じる漫画家・山城の彼女・夏美を演じた高畑さんは、今回紅一点で登場。「後半、血まみれの撮影が多くて、体験したことないくらいの血のりに興奮した」と、撮影を回顧。すると、菅田さんが「『血だらけ~』って言いながら写真撮ってましたね(笑)」と、暴露する場面も。
さらに、その血まみれの状態で、菅田さん、Fukaseさん、高畑さんはしりとりをして撮影の合間を過ごしていたと裏話を。そのしりとりに関してFukaseさんは、「6文字以上のしりとりだったんですけど、たいしたことを言っていないのに、僕のことを持ち上げてくれて…」と、何やら不満げに語ります。「だって、普通のしりとりで“ブレーメンの音楽隊”って出ます?」と周囲に問いかけ、共感を得ようとする菅田さん。その後、「『さすがミュージシャンだわ』とか言って…これはいじられてんのかなと思った(笑)」とFukaseさんが訴え、菅田さんが「そんなことない。でも、『こんなにしりとりって面白いんだ!』と思うくらい、面白かったですよね」と語るなど、高畑さんを交え思い出したように笑いあう3人。その3人の姿を見ていた小栗さんが「…なんか、楽しそうだね(笑)」と、ボソリとつぶやき、会場の爆笑を誘っていました。
地獄の花園
映画『キャラクター』

出演:菅田将暉、Fukase(SEKAI NO OWARI)、高畑充希、中村獅童、小栗旬 ほか
原案・脚本:長崎尚志
監督:永井聡
6月11日(金)全国ロードショー

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