荘口リポーターが直撃!外国人がマンションで宿泊トラブル
今、東京や京都などで新たなマンショントラブルが増加しているという。
荘口リポーターが訪ねたのは、東京・渋谷駅からほど近い住宅街にあるマンション。
ごく普通の分譲マンションなのだが、なぜか外国人観光客の出入りが目立って多い。
実は外国人たちはこの建物の一室に、“民泊”するために立ち寄っていたのだ。
民泊とは、一般人が安い料金で家に客を泊める行為のこと。
だが、その民泊によってさまざまなトラブルが起きている。
管理人「ビールの空き缶や薬の入ったような瓶を上から投げ落としたり…後は、そのオシッコですね(中略)大麻の不法所持で宿泊客が一人捕まって…」
なんと民泊していた部屋で大麻を吸い逮捕された観光客もいるという。
そこでマンションの管理組合は、先月から民泊を禁止にした。
ところがいったん減ったもののまた増加しているという。
なぜ民泊は増えているのか。
別のマンションのオーナーであるBさんは、ある部屋が民泊に使われていることに気が付いた。
調べてみると、借主本人は部屋に住まず、“また貸し民泊”という形で利益を得ていた。
通常、家主の許可なくまた貸しで利益を得ることは禁じられているが、借主は「泊まっているのは友達だ」と主張。
結局Bさんが民泊の証拠となる写真を撮るまで退去させられなかったという。
とくダネ!は“また貸し民泊”を行っている男性の取材に成功。
家賃約10万円の部屋を観光客にまた貸しし、1泊あたり1万円前後の利益を得ていたと言う。
身近な異文化交流として人気に火が付いた民泊は、「儲かるビジネス」としても拡大しつつあるようだ。
荘口「もう民泊が増えていく流れは止められません。民泊の利用者は前年比で4倍に増え、今年はさらに増えていく事が予想されているんです」
デザイン書道家の山崎秀鴎さんは民泊のメリットにも目を向けた。
山崎「うまくやっていけばいいアイディアだと思うんですよ。東京オリンピックまでホテルを増やしていくと、終わったら余っちゃうでしょ。こういうモノを活用するのが一番いいんだと思う。ただ各国マナーは違うでしょ。『日本に来るときは是非こういうマナーを守って』ときちんとうたって外国人観光客を取り入れたらうまく活用できるんじゃないかという気がします」
いい意味でも悪い意味でも注目を浴びる民泊、法整備など議論を急ぐ必要があるのかもしれない。