「死ね」「ゲス野郎」…LINEイジメを山本一郎が斬る!

「死ね」「ゲス野郎」…LINEイジメを山本一郎が斬る!

2015年08月17日 (月)
公式ツイッター @web_tokudane

「くたばれ、糞ゲス野郎!」

これは1人の中学生に向けて、スマホアプリの「LINE」で送られたメッセージ。
中高生へのアンケートでは、周囲にLINEを使ったいじめがあると答えた人は何と100人中38人もいた。
今日の「直撃御免」は、LINEいじめの実態に迫った。



なぜLINEをいじめに使うのか?
とくダネ!は、かつてLINEいじめをしていたという少女から話を聞くことができた。

「楽しいですよね。自分がてっぺんに立って人を見下すようにモノを言うから」
「学校でもいじめてるじゃないですか。家に帰ってもいじめられる。常に(いじめが)やりやすくなったってだけですよ」
「グループ作っちゃえば一発だから。ずっと使えるから(いじめが)やりやすくないですか?」

少女が、いじめに使っていたのは「グループ機能」。
これは、複数のメンバーが1つの画面上で同時にやりとりできるもので、メンバー以外には非公開の言わば密室のような場所。
そこで加害者たちは、いじめのターゲットに悪口の集中砲火を浴びせるのだという。

さらに陰湿なのが「裏グループ」という手口。
これは、いじめの対象者だけを省いた、いわば“陰口専用”のグループのこと。
この「裏グループ」を使い、本人の知らないうちに、悪口や悪意のある噂が広められるのだ。
例えばA君が何か作品を発表した時、通常グループではこんなごく普通のやり取りが交わされる。



一見、仲良く見えるA君といじめの加害者たち。
しかし、裏グループではこんなやり取りが…



リーダー格の主導のもと、エスカレートしていく“LINEいじめ”取材中、こんな声が聞かれた。

「(悪口を)止めるとちょっと空気読めない感じになっちゃうので、止めづらい…」

このような現状に対し、LINE株式会社は、ネットのモラル向上のため様々な取り組みを始めている。



ネットの話題に明るいブロガーの山本一郎さん(@kirik)は、LINEイジメについてこう話す。



山本「LINEは場を提供しているだけ。子供達だけじゃなく、親たちも面と向かって言えないようなことを裏でコソコソ言うのは、いっぱいあるじゃないですか。そういうのはある意味しょうがない。LINEの問題点は、可視化されて見えてしまう、残ってしまう、あと拡散されてしまうこと。縁もゆかりもない人から罵声を浴びせられたりすると、心に傷が残ったり人間不信になったりしてしまう」

キーワード: ニュース独自
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