「あります!」会見から8か月…STAP細胞できず。沈黙の小保方さんを直撃!

「あります!」会見から8か月…STAP細胞できず。沈黙の小保方さんを直撃!

2014年12月19日 (金)
公式ツイッター @web_tokudane

STAP細胞はあるのかないのか、一つの答えが出た。
ことし7月から小保方晴子さんはSTAP細胞の検証実験に取り組んできたが、結局 論文に書かれたような細胞は出来なかった。

どんな細胞にでも変化できる夢の細胞を発見したとして、小保方さんが一躍脚光を浴びたのは今年の1月。
しかし、論文の ねつ造疑惑が持ち上がり状況は一変。4月に理化学研究所は不正があったと認めた。
小保方さんは反論会見を開き「STAP細胞はあります」と断言するが、7月になってイギリスの科学誌ネイチャーが論文を撤回。8月には小保方さんとは別に検証実験を進めてきた理研チームが「STAP細胞は出来ていない」と中間報告。
残された小保方さん側の実験は11月末が期限とされたが、こちらも再現は出来なかった。
この実験が終わって、小保方さんは研究ユニットリーダーから研究員に降格、研究室も廃止された。
そして小保方さんは4月の会見以降公の場に出てきていない。本人の口から何の説明もないまま、時だけが過ぎている。

とくダネ! は、沈黙を続ける本人を先週金曜日に直撃。
発見者である小保方さん自身に、STAP細胞が作成できたのかどうか確認すべくマイクを向けたが、質問に答えることはなかった。

黒いコートに以前より短くしたヘアスタイル。しっかり化粧をした顔からは、やつれた様子はうかがえない。
しかし今日19日、検証実験について理研が開く会見に小保方さんは体調が悪いとして出席しない。
「STAP細胞はあります!」、「200回以上、作製に成功しています」…今も記憶に残る数々の小保方さんの言葉は何だったのか?


ゲストコメンテーターの新潮社出版部部長・中瀬ゆかりさんは…

「日本の科学の信頼も失われたし、指導役だった笹井芳樹さんという世界的な頭脳も失われたし、国民の税金も失われたし…小保方さん1人の問題ではなかったとはいえ、ご本人の口からききたいですね」

小倉「STAP細胞がもしウソなら、会見で『200回も作製に成功した』とか言えないと思うんだけど…」

今日の会見で理研は、実に1600回以上 論文通りの実験を行ったが、STAP細胞を作ることはできなかったことを明らかにした。
さらに会見では小保方さんが理研を退職することも発表された。退職願を提出し、21日付で受理されたという。本人はコメントを出したが、関係者へのお詫びの言葉はあるものの「あります」と断言したSTAP細胞の存在については一切説明がなかった。

大々的な発見発表会見でも、理研の「不正」認定に対する反論会見でも、小保方さんは堂々と語ってきた。
なぜ自分が書いた論文を再現できなかったのか?ミスなのか ねつ造なのか?まだまだ多くの疑問が残されたままだが、果たして本人が自分の口で真実を語る機会はあるのだろうか。

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