新国立の責任どこに?夏野剛氏「一番かわいそうなのは…」
先週金曜日、安倍総理の決断で新国立競技場の建設計画が白紙に戻された。
これで建設費2520億円を超えるとされた計画は、再びゼロから始まることになる。
白紙撤回の責任はどこにあるのか?
同じ日、東京オリンピック・パラリンピック組織委員会の森会長はテレビでこう発言。
オリンピック開催地である東京都のトップ、舛添知事は…
デザインを選んだ審査委員長の安藤忠雄氏は…
デザインではなく建設計画全般を管轄する日本スポーツ振興センターの河野一郎理事長もこう述べた。
「政府の指示に従って我々は動いてきたのでこれについては最善のことをやってきたと思います」
さらに、責任のなすり付けあいは与野党間にも及んだ。
誰もが自分のせいではないと“責任”をたらいまわしにしたまま、
これからまたデザインコンペからやり直すことになる。
一連の問題に元docomo執行役員・夏野剛さん(@tnatsu)は…
政府の対応に批判的な意見がスタジオを占める中で、こんな「異論」を…。
夏野「次回のコンペは、コストを重視したデザインになると思います。本当に日本的な、誰が主体になってやるのか分からない中で、もしかしたら一番かわいそうなのはザハさんですよ。デザインには全く落ち度はない。デザインは素人がいろいろなんか言ってますが、あまり問題はない。2500億円が云々というのも、それが日本経済全体にどんなダメージを与えるのかと言ったらそんなたいしたことはない」