荒川“ドタキャン”マラソン…「謎のNPO団体」参加費500万円徹底追跡!

荒川“ドタキャン”マラソン…「謎のNPO団体」参加費500万円徹底追跡!

2014年12月23日 (火)
公式ツイッター @web_tokudane

記者「マラソン大会を運営したことはあるのか?」
主催男性「一度開いてみてどうやったらできるのか体験してみたかった」


おととい21日、東京の荒川河川敷で「荒川マラソン」の中止を告げた主催男性は、報道陣の質問にこう答えた。
しかし、その後フジテレビの取材に対し、本当は過去に10回ほどマラソン大会を主催したことがあることを明らかに…
つまり、男性は初めての主催ではなかったということのようだ。


ネット上には、以前大会に参加したランナーが感想を書き込んでいたのだが…

参加者「道幅わずか2メートルほどのサイクリングコースで折り返したランナーとあわや衝突の危機」
参加者「ゼッケンが普通のコピー用紙。数キロ走ったら、汗で破れて全く意味がない」

過去にも主催大会で、ずさんだったことがうかがい知れる。
自ら大会を主催してみたくなり、今では「NPO団体 黎明」の代表を務めているという男性。
実はこの主催男性も、元々はマラソンランナーだったという。

しかし、このNPO団体というのは、都道府県の認可を受けたNPO法人ではなく、調べるほど得体が知れない。
NPO団体の所在地は、電話番号を貸して郵便物を転送するバーチャルオフィスだった。
その転送先の大阪・箕面市のアパートに行ってみると主催者の姿はない。
男性が身分を示すために提示した証明書に書かれた京都の住所は、現在別の人が住んでいた。


もう一つ気になるのは合計約500万円にのぼる参加費の行方だ。
男性は、すでに運営費用として100〜150万円を手にしていると、運営支援サイトの「ランネット」は取材で証言している。

金の使い道を男性に聞くと…
主催男性「テントやゼッケンなど運営に使った」
これまで主催男性は たびたび自らの説明を覆しているが、果たして返金は確実に行われるのだろうか。

取材VTRを見たスタジオコメンテーターは、お2人とも同じポイントを指摘した。

竹田圭吾さん
「ちゃんとした主催者なのかチェックする仕組みを作らないと怖い」

中江有里さん
「最近マラソンはいろんなところで町おこし的に行われていますよね。やっぱり自治体などがちゃんとした団体なのかちゃんと調べる必要が出てくるんじゃないでしょうか」

キーワード: ニュース
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