野良ネコのトラブルが全国で続発…対策は?

野良ネコのトラブルが全国で続発…対策は?

2015年06月22日 (月)
公式ツイッター @web_tokudane

阿部悦子リポーターが抱いたこの子ネコ。



実は先日捨てられていたところを保護した「捨てネコ」なのだ。
今日の直撃御免は“捨てられたネコを巡るトラブル”を追った。

銀閣寺をはじめ貴重な文化財が点在する京都・東山。
人気観光スポットの一つである「哲学の道」に野良ネコが急増している。
その結果、歴史的建造物など いたるところへの糞尿被害が発生。
中には錦鯉が襲われる事態も発生していた。



一方、千葉県の袖ヶ浦公園には100匹を超える野良ネコが住み着いている。
エサを求めるネコが、周囲の民家に上り込む事態が発生。
ネコが車に轢かれてしまうことも珍しくないという。



こうした野良ネコの増加を抑えるため、始まったのが「TNR活動」。
野良ネコを捕獲し、繁殖を抑えるため、
去勢や避妊手術を適切に処置し、再び放つ。全国で広がりを見せている。
手術を受けたネコはその証として、耳に切り込みを入れるというもの。
大阪市の十三地区では、
今年2月にボランティアが200匹近い野良猫の一斉去勢・避妊手術を行い
この春は野良猫の数はさほど増えていないという。



さらにNPO法人「ねこけん」では、TNR活動に加え
野良ネコに新たな飼い主を見つけるための譲渡会も開催している。



取材した日には、41匹中22匹に飼い主が見つかった。
代表の溝上さんは
「里親を募集すると、半分は里親が決まるのだからネコを捨てる必要がない。ネコを捨てないでほしい」と語っている。
最後に、今日スタジオに登場した子ネコも里親を探している最中。
引き取りの詳細はNPO法人のWeb(http://nekoken.jp)でご確認ください。

キーワード: 独自
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