萩原流行さん事故死…小倉の口から語られた二人の意外な関係と素顔

萩原流行さん事故死…小倉の口から語られた二人の意外な関係と素顔

2015年04月23日 (木)
公式ツイッター @web_tokudane

突然の訃報に驚かれたかたも多いだろう。
きのう、俳優の萩原流行(ながれ)さん(62)が都内をバイクで走行中に事故に遭い、亡くなってしまった。


萩原さんと言えば、眉と眉間のシワを駆使した独特の表情とアクの強い役柄・芝居が非常に印象的で、ドラマ「スケバン刑事V」で忍者集団・風間一族である女子高生三姉妹(浅香唯・大西結花・中村由真)の上司的存在・般若(はんにゃ)を、「プロゴルファー祈子(れいこ)」で主演の安永亜衣につきまとう暴力団幹部を、「教師びんびん物語」で主人公の田原俊彦と敵対する教師を演じ80年代にテレビでブレイク。
その後もテレビ・映画・舞台などで活躍するほか、ひょうきんなトークとトレードマークのテンガロンハットでバラエティ番組でも人気になるなど、茶の間に広く知られた存在だった。

個性派俳優として活躍し、カメラの前では常にハイテンションだった萩原さん。
過去には小倉キャスターが司会を務めた番組「どうーなってるの?! 」にもたびたび出演して、スタジオを盛り上げていた。
 
放送で小倉はショックを隠しきれない様子だった。

「何度も車だけは気を付けろよなって言ったんですよね。彼の家は僕の自宅のすぐそばなものですから、きょう朝、朝早かったものですから、お宅の前で手だけ合わせてきたんですけど…」

だが、実はそれは単なる共演者としての思いからではなかった。
ポツポツと語られる言葉から、小倉と萩原さんとの意外な関係が浮かび上がった。

「初めて一緒に仕事やった時、終わった後で酒飲んでね。そしたら流行が『小倉さんオレ芸能界にあんまり友達いないんだ』って言って。『オレもそんなにいないよ。じゃあ2人で友達になるか! 』友達になろうかって言って友達になったヤツなんで…『笑っていいとも! 』に流行からボクんとこに“友達の輪”で連絡来たことがあるんですよ…」
「ウエスタンマニアで、いっつもガンベルト巻いてるようなヤツ。馬にでも乗るような気持ちでバイクに乗っていたんだろうけど…」

明るい人柄で周囲を楽しませていた萩原さん。しかし意外にも、友人が少なくナイーブなところがあったという。

「亡くなったから初めてこういうことが言えるんですけど、色々、誤解されやすい俳優でね。仕事に対してとっても実直なものだから、仕事のことで周囲とよくぶつかったり、椅子を蹴っ飛ばしたことも若い頃、あったようですよ。ですから、その当時のことを知っている人達は『萩原流行は使いたくない』ってことで、あいつはダメだよ、そんな評判がものすごく彼にはあったんですね。
ただ、実際に会って色々話をしてみると優しい男なんですよ… 」

小倉の計らいで小倉が所属する事務所にもしばらく所属していたということだが、仕事に対する真面目さ、義理堅さからこんな結末になったという。

小倉「去年、中国の反日映画に日本人役で出るってことで、彼はそれを引き受けてきたんですね。で、事務所は『それはマズいでしょ』ってことで、事務所がその仕事だけは やめてくれって言ったら、彼は友達のプロデューサーとの約束は守らなきゃいけないから、それだったら俺は事務所を辞めてでもいいからその仕事をやるって言って、何ヶ月間か中国に渡って仕事をしていたんですね…やるとなったらガンとして動かないタイプですから…」
「いろいろ相談されたけど、あんまり力になってあげられなかったかなって、今、悔いが残ってます…」



私たちの心に忘れがたい印象を残してくれた萩原流行さん。
心からご冥福をお祈りいたします。

キーワード: ニュース
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