チュニジアの観光客襲撃で日本人の死亡確認…速報にスタッフルーム震撼

チュニジアの観光客襲撃で日本人の死亡確認…速報にスタッフルーム震撼

2015年03月19日 (木)
公式ツイッター @web_tokudane



けさ6時9分、とくダネ! スタッフルームに笠井信輔アナの声が響き渡った。

「何! 5人!? 」

めざましテレビの放送中に流れたニュース速報。

「北アフリカ・チュニジアの博物館で観光客が武装集団に襲撃された事件で、現地チュニジアの首相が『日本人5人死亡』と発表」…。

衝撃的な一報を受けて、番組スタッフは総力を挙げて対応を始めた。



急きょスタジオに出演した専門家・国際開発センター研究顧問の畑中美樹(よしき)氏は、事件の背景をこう分析する。



「犯行は『イスラム国』の可能性が高い。事件当日は、襲撃された博物館の隣りにある国会議事堂で反テロ法案の審議が始まったまさにその日でした。チュニジアでは1月に新政権ができたばかりで、最も外貨が得られる観光に打撃を与えようと事件を起こしたとも考えられます。現場となったバルドー美術館は古代ローマ時代の美しいモザイクが有名で、観光客に人気のスポットです」

かつてチュニジアを旅行した経験があるというコメンテーターの産婦人科医・宋美玄さんは…
「首都チュニスには古代ローマ時代に栄えた都市国家・カルタゴの遺跡があるんですが、それだけでなく海にも砂漠にもリゾートがあって、女性だけのグループで行ったんですが当時は比較的治安もよかったんです。イタリアのシチリアから船が出ていますし現地の方はフランス語を話すので、欧州の香りがする国だなあ、という印象でした」



スタジオでは日本人が狙われた可能性についても質問が飛んだ。
これに対し畑中氏は気になる指摘を…

「後藤健二さんらの人質殺害事件で『日本人を狙う』と『イスラム国』が明言したが、実はその以前から日本人はターゲットになっていました」

放送が始まって20分後、岸田外相が緊急会見。「日本人1人死亡・3人負傷」と発表。
さらに安倍首相も9時過ぎに会見し、「3人死亡・3人負傷」と述べた。
チュニジア側の発表には一部重複がある可能性があるとして、日本政府は引き続き確認を急いでいる。

キーワード: ニュース海外
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