ちゃんとご飯を食べていても栄養失調に…社会問題化する新型栄養失調とは?

ちゃんとご飯を食べていても栄養失調に…社会問題化する新型栄養失調とは?

2015年02月25日 (水)
公式ツイッター @web_tokudane

3度の食事をとっているにもかかわらず、栄養失調で体調を崩してしまう高齢者や若い女性が増えているという。
その原因のひとつといわれているのが、肉や卵をあまり食べないことによるタンパク質不足。
これが今、社会問題化している「新型栄養失調」。
医師によると、65歳以上の4人に1人が新型栄養失調とも言われている。



では、若者や高齢者は毎日、どんな食事を摂っているのか?
街の人に自分の食事を撮影してもらい調査したところ、意外なことが判明。
こちらは71歳女性の朝・昼・晩3食の食事。
特に夕食に関しては全6品が食卓に並び、一見栄養バランスがいいように見える。
しかし、管理栄養士の評価は…「たんぱく質がかなり少ない」。
確かによく見ると肉や魚のおかずがない。これでは新型栄養失調になる危険性があるという。
新型栄養失調になると、筋肉や骨、血管がもろくなり、最悪の場合、寝たきりになることもあるという。



小倉「栄養の考え方が昔と随分、違ってきましたよね」
医療ジャーナリストの伊藤隼也さん曰く、
「歳をとると、太ることを気にして肉や魚を食べなくなるが、実はちょっと太っている人が長生きするというデータがある」
小倉「歳をとったら肉より魚っていうけど、元気な人は肉が大好きなんですよね」
伊藤さんによると、筋肉量が少ない人は死亡率が2倍というデータもあるという。



医学の常識も変わってきているようで、
伊藤「コレステロールの摂取量の上限値を撤廃しようという動きになり、たまごは1日1個というのがあったが、食べ物から摂るコレステロールに関しては問題ないということになった」

とにかく新型栄養失調にならないためには、しっかりたんぱく質を摂り、なるべく多品目の食材を食べることが重要なんです。

キーワード: ニュース
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