魂を込めた「10時打ち」…北陸新幹線の一番チケット争奪戦 出演者語る「早押し」の極意
2月14日のバレンタインデーに行われた
北陸新幹線の一番列車の乗車券争奪戦。
最も人気が高い「かがやき」の934席はわずか25秒で完売。
その争奪戦を左右したのが「10時打ち」なのだ。
「10時打ち」とは、JRの係員が切符の発売開始時間である
午前10時になった瞬間に端末の予約ボタンを連打する技のこと。
実はチケット購入は「みどりの窓口」でも早い者勝ち。
ボタンを連打して繋がった分だけ予約を取れる仕組みになっている。
取材した中でも特に気合が入っていたのは富山駅。
窓口にはベテラン社員を配置し、
販売開始を前に職員にインタビューすると こんな言葉が返ってきた。
「カイロで指先を温めて動きをよくしてます。
さらに『魂を込めて』機械を叩くと機械に伝わると思うんです」
気合のコメント通り、81人申し込んだうち約9割のチケットを確保したということで
「120点をあげても惜しくありません! 」と富山駅側も感無量の様子だった。
しかし、コメンテーターのブロガー&投資家・山本一郎さんは 鉄道ファンの気持ちがまったく分からないようで…
山本「そこまでやることなんですか?
『魂』っておかしいじゃないですか。ここまでやりますか」
これをきっかけにスタジオでは自らの早業トークへ。
コメンテーターの作家・岡田育さんは…
「昔、黒電話のダイヤルに指ひっかけて、10時と同時に電話が繋がるようにタイミングを合わせてチケットとっていました。
いまだにアナログな方法で勝敗が決するんですね」
アナタも昔、こうやってチケットをゲットした経験ありませんか?
一方、クイズ番組に何度も出演してきた菊川は…
「クイズの早押しとかだとボタンを半押しするんですよ。全部押すとランプが付いちゃうから 半分まで押してたら、押してない人より有利じゃないですか」
ちなみに「10時打ち」は時報ピッタリか少し前か、いつ打ち始めるのか富山駅に聞いたら、ノウハウは「秘密」とのこと。
ベテランの方から若手に その“技”を引き継いでいるそうです。