イスラム国…音声は後藤さん本人のものか? 専門家親子の見解に食い違い

イスラム国…音声は後藤さん本人のものか? 専門家親子の見解に食い違い

2015年01月26日 (月)
公式ツイッター @web_tokudane

…日本人の人質1人を殺害した…

きょう未明、イスラム国が運営するラジオ局が日本人殺害のニュースを配信。
湯川遥菜(42)さんを殺害したとイスラム国が初めて公式に認めたことになる。

ラジオでは、おととい24日にYouTubeに、投稿された動画の内容に改めて言及。
それは、後藤健二さん(47)が湯川さんとみられる人物の横たわる写真を持った静止画で、後藤さんと思われる人物の英語の音声がついていた。
これまでイスラム国が発表したものには何か手が加えられた跡のようなものもあったが、この音声は、後藤さんのものなのか?
とくダネ!では専門機関である 日本音響研究所の鈴木創さんに分析を依頼した。

まず専門家が注目したのは話し方。
普段の後藤さんは流ちょうに英語を話すのに対し、動画の音声は片言。
さらに、マイ、ドント、プリーズの3つの単語を後藤さんの発音と比べると、すべて周波数が違うと判明した。
音声を加工した形跡がみられないため、後藤さんとは別人の可能性が極めて高く、おそらく日本人ではないと結論付けた。
さらに後藤さんをよく知る現地ガイドや母親の石堂順子さんも、音声は別人のものだという。

しかしその一方で、一部メディアでは映像の音声を後藤さん本人のものであるとする報道も出ている。
唱えるのは「音響研究所」の鈴木松美所長。
上記に出てきた「日本音響研究所」の鈴木創所長の父親である。
去年10月にイスラム国に向かう後藤さんの名前を名乗る部分の声門を比較した結果、9点から10点周波数が同じ場所が出ているとのことから「99%以上、同一人物だ」と指摘した。

専門家でも意見が分かれる難しい案件。
音声の真相はもちろん、今後の事件の展開から目が離せない。

キーワード: ニュース
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