エボラ感染疑惑で日本騒然! 専門医師が教える感染しないための大事なこと

エボラ感染疑惑で日本騒然! 専門医師が教える感染しないための大事なこと

2014年10月28日 (火)
公式ツイッター @web_tokudane

きのう27日の夜8時頃、羽田空港に到着した45歳の日系カナダ人ジャーナリストがエボラ出血熱に感染している疑いがあると衝撃の第一報が伝えられた。
検査の結果、陰性だと判明したが、3日間程度入院して様子を見るという。
とくダネ!では東京医科大学病院 渡航者医療センターの濱田篤郎教授をスタジオにお招きして、エボラ熱に感染しないために気をつけたい注意点を伺った。

東京医科大学病院 渡航者医療センター 濱田篤郎教授

小倉「(今回の事態で)はじめは陰性でも、その後陽性に転じることもあるんですよね」
濱田氏「そうです。感染の初期はウイルス量が少ないので検査で分からない場合もある。カナダ人男性は3日間ぐらい様子を見て検査をすることになるでしょう」
笠井「ということは、今の段階では“カナダ人男性の感染はありませんでした”とは言えないということですね」
そして最も気になる「どうしたら感染するのか」を田中リポーターが改めて解説。
・空気感染…「しない」
・飛沫感染…「しにくい」…唾液にも多少ウイルスが含まれるがWHOではこのように表現
・接触感染…「する」…血液・排泄物・嘔吐物に直接触れることで感染する

濱田氏「ウイルスの潜伏期間中は他に感染しないといわれています。
また感染者が発病しても発病初期は感染性が非常に低い。
感染の末期、亡くなる直前は周りに拡散する可能性が高いといわれています。
(カナダ人ジャーナリストと)飛行機の中で接した他の乗客については、潜伏期間中か感染の初期だったという判断で隔離などしなかったということ」

さらに「マスク」「ゴム手袋」「手洗い」のイラストを出し私たち一般の人の対処法を伺うと…
濱田氏「とにかく心配しすぎないというのが大切だと思います。
飛沫感染しにくいのでマスクまでする必要はないと思います。
ゴム手袋は、医療従事者はした方がいいですけれど、一般の方はそこまでする必要はない。接触感染ですから、私は最後の「手洗い」が大事だと思います」

コメンテーターの国際ジャーナリスト・竹田圭吾氏は、「セネガルやナイジェリアなど終息宣言が出たケースから学べるのは、衛生体制が整ったところでは封じ込めることができるという事。むしろ問題は、万々が一の場合バイオセーフティーレベル4(最高)の施設が稼働していないなど、日本での対策がまだ十分ではないところにある」と指摘。
怖がりすぎてもいけないし無知でもいけないということか。

 

キーワード: ニュース
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