名優・渡瀬恒彦さん死去「ケンカ最強伝説」と映画「南極物語」の感動秘話

名優・渡瀬恒彦さん死去「ケンカ最強伝説」と映画「南極物語」の感動秘話

2017年03月16日 (木)
公式ツイッター @web_tokudane

映画「南極物語」や、サスペンスドラマ「十津川警部」シリーズで人気を博した俳優の渡瀬恒彦さんが、がんとの闘病の末72歳で亡くなった。兄はご存じ、俳優の渡哲也さん(75)。仲のいい兄弟として知られ、渡瀬さんは兄とは違う男の魅力で愛された。



2015年夏ごろの検査で、胆のうに悪性の腫瘍が発覚。抗がん剤や放射線による治療を受け、一時は仕事復帰を果たしたものの、出演が予定されていた4月から始まるドラマの撮影には参加することはできず、静かに息を引き取ったという。

小倉「決して二枚目タイプじゃないけど、いい演技するんですよね」



演技派としての地位を確立した渡瀬さんには数々の逸話がある。その1つは「ケンカ最強説」。渡瀬さんは空手2段の有段者だったのだ。

笠井「とにかくケンカが強くて『芸能界最強列伝』という話になると、だいたい名前があがってくるんですよ。アメリカ兵を1人で3人倒したとか、あるいは生意気な俳優を駐車場に呼んでボコボコにしたとか、舘ひろしさんを川に投げ込んだとか。色んな逸話が残っています」

兄の渡哲也さんは芸名なのに、渡瀬さんが本名で通してきた理由も奮っている。なぜなのだろうか?

笠井「東映に入った当時、大スターの高倉健さんがいて『高倉健さんに似た名前でデビューしたらどうか?』って話もあったそうですが『イヤです』と断ったそうです」

大ヒット映画「南極物語」では、心温まるエピソードが残されていた。

笠井「映画では、タロとジロと最後に再会しますよね。そのシーンを劇的にするためには事前に一緒に暮らした方がいいということで、お宅で飼ってらっしゃった。ですから、あの感動的なシーンが生まれたんです」



とても情に厚い人だったようで、撮影が終わったあとは「タロとジロを返してしまうのは忍びない」ということで、そのまま飼い続けていたそうだ。

また1人、昭和の名優がこの世を去ってしまった。


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