警鐘!危ない「塩水洗浄ダイエット」デマ情報はなぜ拡散していったのか

警鐘!危ない「塩水洗浄ダイエット」デマ情報はなぜ拡散していったのか

2017年02月09日 (木)
公式ツイッター @web_tokudane

去年12月、医療・健康系のまとめサイト「ウェルク」に不正確な記事があったとしてサイトが閉鎖に追い込まれたのは記憶に新しいところ。だが、これ以降もネットには怪しげな情報が流れ続けている。



その中の1つが「塩水洗浄」といわれる健康法。ネットの記事などによると「1リットルの水に小さじ2杯の塩を溶かし、朝一番に20分以内で飲み切る」というもので、ダイエットやデトックス目的で実践する人がいるという。

ネットには「腸の汚れをごっそり一掃」「お腹がめっちゃ凹んだ」などの効果を絶賛する書き込みがあふれている。しかし「塩水洗浄」にはとんでもない危険が潜んでいることが判明したのだ。厚生労働省によると、生活習慣病を予防するために設けた「目標量」は男性で1日あたり8.0グラム、女性で7.0グラム(男女いずれも18歳以上) 医師によると、成人の塩分摂取量の平均は1日10グラム程度で、「塩水洗浄」で使われる塩分(小さじ2杯=約10〜12グラム)を一気に飲むと食道や胃から出血したり、高血圧、腎不全、肝不全になる可能性もあるという。



では、なぜ間違った健康法が広まってしまったのか?
調べると、アメリカの歌姫・ビヨンセの影響が大きいようだ。彼女には「レモネード・ダイエット」なるものを実践し、10日間で9キロの減量に成功したというウワサがあり、この中に「ソルトウォーターで体内を洗浄する」という情報もあったことから、日本で広まってしまったようなのだ。



間違った健康情報が拡散していることについて、コメンテーターの深澤真紀さんは…

深澤「ネットだけの問題にしないでメディア全体が考えないといけないと思いますね」



小倉「耳たぶをマッチ棒でちょんちょん突くとダイエットができるというものを昔、やっていた人がいると思うんですけど、突き過ぎて穴が開いちゃったなんて話もあるくらいですから」

情報の発信側も受け取る側も、怪しげな健康情報を見極める目を養わなければいけない時代になったのかもしれない。


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