特殊部隊も投入“2丁拳銃の男”に立ち向かう警察の知られざる“秘策”

特殊部隊も投入“2丁拳銃の男”に立ち向かう警察の知られざる“秘策”

2016年08月31日 (水)
公式ツイッター @web_tokudane

緊迫した事件現場でも、事件とは少し外れたところで気になる瞬間があるものだ。和歌山県で発生した、拳銃男による立てこもり事件のことである。



とくダネ!では現地からの中継カメラの映像を交え、事件の推移をお伝えしてきた。男は溝畑泰秀容疑者(45)。前々日に知人男性を射殺した疑いなどで、全国に指名手配されていた。
午前1時過ぎから事件現場近くのアパートに立てこもった溝畑容疑者を説得するために、警察は管轄を超えて大阪府警の特殊部隊「MAAT」を投入するなどものものしい雰囲気。

しかし、ここで注目してほしい瞬間がある。
それがオンエア中の午前8時15分ころのこの画像だ。



容疑者の説得にあたる警察官の手前をよく見ると、塀の上に、茶色の飲み物が入った透明なカップが置いてあるのが分かる。



しかし午前9時30分ころには…





塀の上のカップがペットボトルに入れ替わっている!?

現在進行中の事件現場で、近所の住民や見物客が入れ替えたわけではないだろう。

そこで、前後の映像をチェックしてみたところ、実は、ペットボトルを置いていたのは容疑者を取り囲む警察官の一人だった。9時27分ころ塀の上にペットボトルを置いたあと、9時49分に再び手に取る様子が記録されていた。ちなみに分かりにくいかもしれないが、透明カップは誰かが入れ替えたのではなく、ペットボトルの手前の方に置きっぱなしになっていたのも分かった。



考えてみれば、この時点で和歌山市の気温は30℃近くに上がっている。その中で、特殊部隊や機動隊員などは、銃撃に備えた重装備で拳銃を持った男を相手に緊張度の高い作戦を強いられている。
暑さの中で長期戦を戦い抜くには、水分補給も大切なポイントなのだろう。

キーワード: ニュースウラ話
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