銀幕の大スター高倉健さん生涯に幕…「ブラック・レイン」監督から とくダネ!へ悲しみのメッセージ

銀幕の大スター高倉健さん生涯に幕…「ブラック・レイン」監督から とくダネ!へ悲しみのメッセージ

2014年11月19日 (水)
公式ツイッター @web_tokudane

映画俳優一筋に生きた高倉健さんが83年の生涯に幕を下ろしました。
訃報が届いたのはきのう18日の正午前。
悪性リンパ腫のため今月10日午前3時49分、都内の病院で亡くなりました。

とくダネ!は高倉健さんが出演した1989年の映画「ブラック・レイン」でメガホンをとった、リドリー・スコット監督に取材を申し込みました。
すると今朝、番組宛に監督からメッセージが届いたんです。

「健のことは忘れません。彼は真の俳優であり、寛大な紳士でした。日本で『ブラック・レイン』を撮影していた際はいつも僕のことを見守ってくれ、本当に助けられました。残念です。」

銀幕の大スターの思い出はスタジオでも尽きません。
なかでも、芸能界で有名な あるエピソードを小倉が切り出しました。

小倉「高倉健さんと共演すると時計がもらえるという話はたくさんの人が知ってますよね」

いったいどんな時計なのか…
1989年の映画「あ・うん」で高倉健さんと共演し、噂の時計をプレゼントされた板東英二さんに生中継でお話を伺いました。

「俳優の石倉三郎さんとか皆さんが自慢するんですよ、ロレックスをもらったんだって。」
「(自分も)やっとキレイな朱色の風呂敷で包んだ箱を頂いて…」
とくダネ!は板東さんの時計をお借りしてスタジオで紹介しました。名前の入った風呂敷から出てきたのはロレックス。
時計の裏蓋には「戦友」と刻まれていました。
もう一つの時計は板東さんが「高倉健トークショー」の司会を務めた お礼に送られたもの。
こちらはヴァシュロン・コンスタンタン。
二本の時計を送られた人は ほとんどいないそうです。

いくらスタジオで話しても高倉健さんの思い出は尽きません。
コーナーの最後を、小倉はこう締めくくりました。

小倉「みなさん、健さんが残した作品はたくさんありますので、どうぞご覧になってください」

私生活をほとんど語らず、ひたすら映画俳優にこだわりぬいた高倉健さん。
出演した作品こそ、自分自身のすべてだと考えていたのでしょうか。
その“銀幕のスター”の姿を今一度しっかりと目に焼き付けることが、私たちができる、そして健さん自身が望む、哀悼の思いの表し方なのかもしれません。

キーワード: ニュース
公式ツイッター @web_tokudane
このページのトップへ
このページのトップへ