100人以上の社員にメッセージ! 知られざる高倉健さんの心遣い

100人以上の社員にメッセージ! 知られざる高倉健さんの心遣い

2014年11月20日 (木)
公式ツイッター @web_tokudane

高倉健さんの訃報から一夜明けたきのう19日も、映画会社などが設けた献花台には多くの人が訪れ、列島は深い悲しみに包まれている。
とくダネ!ではきのうに引き続き、その知られざる優しさ・心遣いに関する秘話をお伝えした。
高倉さんは映画のロケ地で、撮影に協力してくれた地元の人との触れ合いを心から大事にしていたようで、ボランティアで交通整理をしていた男性に対して、「お世話になったので、写真を撮らせてください」と頼んできたという。
大スターが普通、こんなことを言うなんて想像できるだろうか?
こちらが写真撮影を頼むことはあっても、スター自らが写真撮影を依頼してくるというのは聞いたことがない。「男が惚れる男」というのも納得。
さらに、こんなエピソードも…。
真心のこもった手紙でなければ仕事の依頼は受けないというポリシーを持っていた高倉さんだが、ある健康食品の社長がCM出演の依頼のために、熱意をこめて直筆の手紙を書いたところ、思いがけず出演が実現した。
感謝を込めてその会社の100人以上の社員が今年2月のバレンタインデーにチョコレートとそれぞれの想いを込めたメッセージを送ったのだが、ここでも高倉さんらしい粋な計らいがあった。
3月になって高倉さんから、「お返しに」と人数分の雛あられとメッセージカードが送られてきた。
しかも驚くことに、100人以上のメッセージカードの内容が異なっていたというのだ。
さらに、「(主演した)映画『あなたへ』感動しました」とのメッセージに対しては、「見ていただいてありがとうございます」と返すなど、社員1人1人のメッセージに対して、目を通したうえでの返信だとわかる律儀な内容となっていた…。

コメンテーターの経済ジャーナリスト・木暮太一さんは、37歳という年齢もあってこれまで高倉健さんのことをそれほど深くは知らなかったというが、この心温まるエピソードに胸を打たれたようで、コメントの途中に突然、言葉に詰まって涙してしまった。

小倉「スタッフじゃない、お世話になった人にこういったことはなかなかできませんよ」

やはり、銀幕のスター、高倉健さんは私生活でも我々が思う男の中の男だった。

キーワード: ニュース
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