近いうちにバナナが食べられなくなる!?「新パナマ病」って何だ?
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— WEBとくダネ! (@web_tokudane) 2016年5月18日
毎朝、朝食代わりにバナナを1本という人もいるかもしれないが、今、バナナが“絶滅の危機”に直面していて、近い将来、食卓から消えてしまうおそれがあるというのだ。
そのワケは…「新パナマ病」。
この病原体は、バナナの木を枯らすカビの一種で、感染すると実を付けなくなってしまうのだ。
「新パナマ病」は、すでにアジアや中東に感染が拡大していて、日本への輸出量が最も多いバナナの生産国・フィリピンでも感染が確認されているというから事態は深刻だ。
さらにやっかいなのは、治療法がないこと。
実はバナナ絶滅の危機はこれで2度目だという。
1度目は1960年代、当時、世界で最も流通していた品種のバナナがパナマ病によって、ほぼ全滅。
代わりに台頭したのが現在主流となっている「キャベンディッシュ」という品種で、世界の輸出市場の95%を占めている。
この品種は過去に大流行した「パナマ病」には抵抗力があるものの、より感染力が強い「新パナマ病」の前にはなす術がない。
「品種改良して病気に強くできないの?」と単純に思ってしまうが、どうも簡単にはいかないようだ。
美味しくて、輸送に適していて、しかも病気に強い品種となると、なかなか難しいという。
なじみ深いバナナが消えてしまわぬよう、解決策が見つかることを祈るしかない。