各地の被災者を勇気づけてきた“心にしみる”熊本ラーメンの美味しさ

各地の被災者を勇気づけてきた“心にしみる”熊本ラーメンの美味しさ

2016年04月22日 (金)
公式ツイッター @web_tokudane

熊本地震から4日経った18日月曜日、
熊本県益城町の被災者に熱々のラーメンが振る舞われた。



ラーメンを作っているのはNPO法人「九州ラーメン党」代表を務める濱田龍郎さん71歳。
濱田さんはこれまで1991年の雲仙普賢岳噴火や、1995年の阪神淡路大震災、2011年の東日本大震災など、大きな災害のたびに現地に赴き、被災した人々にラーメンを振舞ってきた。
しかし、濱田さんの自宅や作業場があるのは、熊本県益城町。
今回の熊本地震で濱田さん自身が被災してしまったのだ。
ところが――



濱田さん「怖かったですよ。怖かったですけど、『すぐに炊き出ししよう』って思った」

被災した製麺所や近所の農家を回って材料を集め、月曜日には近隣の方々に約200食のラーメンを振舞った。
ラーメンは、とんこつベースのみそ味。
熊本ラーメンの王道とも言える“こってりとんこつ味”ではない。
豚骨独特の匂いが苦手な人もいるため、あえてみそ味にしているのだという。

そんな濱田さんのもとへ、宮城県塩釜市から大きな荷物が届いた。
それは東日本大震災の時、濱田さんのラーメンを食べて勇気をもらった人々から贈られた『お椀』と『割り箸』だった。
さらに荷物だけでなく、「当時受けた恩返しに」とボランティアに駆け付けた人もいた。



濱田さんは、

濱田「私は日本一のラーメンだと思っているわけです。いろんな人達の手が入っていて、みんなが作るラーメンだ、というふうに思っているので、これは日本一にならないはずはない」

キーワード: ニュース
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