リュックがない時はズボンで代用…目からウロコの防災ブックが大注目
熊本地震の発生から6日、いまだに余震が相次ぎ、熊本や大分の被災者は眠れぬ夜を過ごしている。
余震が続き、不便な避難生活を強いられる中、防災に役立つ情報が満載のイラストや防災ブックが注目をあびている。
かわいいタッチのイラストで描かれた情報マニュアルは、5年前に宮城県で東日本大震災で被災したイラストレーターの女性が、自身の体験をもとに作ったもの。
「いざとなったらオムツの代わりにペットシート」、「ビタミンを補うためには緑茶の粉末をペットボトルの水に溶かして飲む」といった、被災してみなければ分からない、実戦に即した役立つ知識が満載だ。
熊本地震の被害を見て、少しでも役に立てればとの思いから作者がツイッターに投稿したところ、被災者からは感謝の声が上がっているという。
また、東京都が去年発行し、都民に配布した「東京防災」の注目度も上がっている。
こちらも先ほどのイラスト同様、目からウロコの情報が満載だ。
その中の一部をご紹介しよう。
【懐中電灯で周囲を明るくしたい場合はポリ袋】
懐中電灯だけだと1か所しか照らせないが、ポリ袋をかぶせると…ランタンのように周囲を照らす照明に早変わり。
【乾電池の大きさは布とアルミホイルで調節】
単一電池が必要なのに、単三電池しかない…そんな時は、布を巻いて太さを調節。
長さが足りない分は、電気を通すアルミホイルを電池と電極の間に挟み込むことで解決できる。
【リュックがない時はスボンで代用】
ズボンの裾を結んで、ベルト通しにヒモを通せば、あっという間にリュックの完成だ。
放送で実演した際も、2L入りの水のペットボトルを2本入れてしっかりと背負うことが出来た。
「東京防災」は、書店では税込140円で販売されているが、スマホやタブレット端末で閲覧できるダウンロード版は無料だ。
この「東京防災」コメンテーターの深澤真紀さんもおススメのようで…
深澤「編集者から見ても優秀だと思います。もしもの時のためにスマホに入れておくことをおすすめします」