「妻に殺される…」命狙われた32歳夫が恐怖語る
去年12月、自宅の脱衣所で有毒ガスを発生させ、入浴中の夫を殺害しようとした疑いで、神戸市に住む吉田斐香(あやか)容疑者32歳が逮捕された事件。
「殺されるっていうか、何かされるとは思ったりした」
妻から命を狙われていた30代の夫が、姿も声も出さないことを条件に、フジテレビの取材に応じてくれた。
「お風呂に入るのはいつも夜中の2時か3時くらいですね」
いつもなら妻はこの時間には寝ているはずだったが、事件当日は夫の入浴中に脱衣所に侵入。
そこで洗剤などを混ぜ、吸い込むと死に至ることもある猛毒の硫化水素を発生させたのだ。
その強烈な臭いで入浴中の夫も異変に気がついた、しかし――
「ドアは閉まっていましたが、すごい臭いがして、やばいなと思って逃げた」
「脱衣所に何か液体のようなものがあって、臭いがきつくなり、これはやばいと」
脱衣所から出る扉は、硫化水素が漏れないようするためか目張りされていたという。
夫は、裸のまま1階にある自分の寝室に駆け込み倒れこんでしまった。
「あともう覚えてない。意識がなかったので」
それから2時間が経った頃、消防に通報が入った。
電話を掛けたのは斐香容疑者。
夫はすぐさま救急搬送。
数時間後に意識を取り戻し、自殺の意志がまったくないことが判明すると、疑いの目は一気に妻へと向けられた。
そして2か月後の先週、殺人未遂の疑いで逮捕されたのだ。
斐香容疑者がFacebookで投稿していた幸せな日常。
その裏では一体何があったのだろうか。