日本ゾウ界の重鎮“はな子”が「かわいそう」…世界中から批判のワケとは?

日本ゾウ界の重鎮“はな子”が「かわいそう」…世界中から批判のワケとは?

2016年01月06日 (水)
公式ツイッター @web_tokudane



東京・武蔵野市にある「井の頭公園」。
ここで60年以上にわたって愛されているのが日本最高齢のアジアゾウ「はな子」69歳。

そんな“彼女”をめぐって、海外から思わぬ批判の声が上がっているという…。



発端となったのは、外国人観光客が日本で「はな子」を見て「61年以上も一頭寂しくコンクリートの塀の中」と書いたブログの記事。
39年前に作られたコンクリート製のゾウ舎で生活しているはな子の姿は外国人には“かわいそう”に映ったのかもしれない。



この記事はたちまち世界中に拡散、ネット上では「はな子」を別施設へ移すように求める署名が30万件以上集まったという。

だが、この騒動に飼育員たちは戸惑いを隠せない。
年を取り、歯が一本しかない「はな子」でも食べられるように柔らかいエサを用意したり、転んでけがをしないよう地面の小石を取り除くなど、大切に飼育してきたと自負しているからだ。
さらに、高齢な「はな子」にとって無理な引越しはストレスになりかねない。



タイからはるばる上野動物園にきて、その後、61年以上、井の頭公園で大事に育てられた「はな子」。
果たして“彼女”が望む「最良の選択」とは何なのだろうか?

キーワード: 動物
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