あなたはイスから片足で立ち上がれる? 運動能力が低下する人が急増
突然だが、あなたはイスに腰掛けた状態で、片足ですんなり立ち上がることはできるだろうか?
「そんなの簡単でしょ!」と思うかもしれないが、あなどることなかれ。
街の人にチャレンジしてもらうと、最近までバレーボールをやっていたという自信満々だった若い女性が立てなかった…
実はある研究機関の調べでは、日常生活で「立つ」「歩く」といった動作に問題がある人は国民の約4割にも上るという。
それは一体、なぜなのだろうか?
医師によると、便利な社会になって“大きな関節"を動かさなくなったことが理由にあるという。
具体的には、「股関節」や「肩甲骨」など。
現代人はこれらが衰えてしまったことで、運動能力が低下してしまっているのだ。
全国の小学生による「体力測定」で、6年連続トップに輝いているのが福井県なのだが、地元の小学校では、紙鉄砲で遊ばせたり、雑巾がけをさせることで、知らず知らずのうちに大事な部分の筋力をアップさせていた。
つまり、日常生活の家事の中に体を鍛える要素がたくさん詰まっているのだ。
医療ジャーナリストの伊藤隼也さんによると、「筋肉量と寿命は関係がある」という。
なんと、歩行スピードが速い人は遅い人に比べて、寿命が長いというデータもあるほどだ。
小倉「若い時にどれだけスポーツをやっていても、衰え始めるとヒドイもので、こんなこともできないの?と思う時があるんですよね」
筋肉というのはいくつになっても鍛えられるということなので、あなたも楽チンばかりしていないで、日常の動きの中で体を鍛えてみてはいかがだろうか?