電車で読んでる人は要注意! 優先席の携帯ルールが変わるぞ
「優先席付近では携帯電話の電源をお切りください」
これは首都圏を中心に電車やバスの中でおなじみのルール。
ところが間もなくこのルールが変わることをご存じだろうか。
10月1日から、JR東日本・西日本の新ルールはこうなる。
注目していただきたいのはポスターの2行目。
「混雑時には携帯電話の電源をお切りください」の文言。
そもそも携帯電話が普及し始めた約20年前は、電車やバスでのルールはなにもなかった。
そのため着信音や通話を巡ってさまざまなトラブルが発生。
1996年には「携帯電話の電波が心臓のペースメーカーに影響を与える恐れがある」と発表され、ルール作りが求められた。
そこで生まれたのが、「優先席付近では携帯電話の電源OFF」という今おなじみのモノで、たちまち全国的に広まった。
だが、今どきの電車の中でもマナーは守られているのか調査すると…
優先席付近でスマホを使う人が後を絶たない。
そこでとくダネ!は男女1000人にアンケートを実施した。
ご覧のとおり「携帯電話容認派」が過半数を超えた。
さらに先月、総務省がこれまでの常識を覆す発表を行った。
「実生活で携帯電話の電波がペースメーカーに影響を与えることは現実的でない」
この話は本当なのか「ペースメーカー友の会」を訪ねると…
実はペースメーカー利用者の方も、普通に携帯電話を使っていた。
今どきの携帯電話は電波が弱いものに変わっており、ペースメーカーも電波を遮断するフィルターが普及しているから大丈夫なんだとか。
しかし、新ルールを採用するのはJR東日本と西日本のみなので、他路線やバスなどで混乱を生む可能性もある。
「ルール」が緩和されても、迷惑行為にならないよう「マナー」を守る心は忘れてはいけない。