「ガンガン」「チクチク」痛みを伝えるオノマトペでお医者さんの対応が変わるかも
「いたたたたた!」
今あなたは、カラダのどこかを痛めている。病院に駆け込んだあなたは、お医者さんにこの痛みをどう説明するだろうか?
「ズキズキ」「ガンガン」「ピリピリ」…様々な言い方があるが、実はこうした擬音語や擬声語、いわゆる「オノマトペ」が正確な診断をするのにとても重要なのだ。
医師「“ズーン”とした痛みということですけど、痛みはその一種類だけですか?」
患者「“ジワジワ”……なんかこう“ジワー”っとした痛みです」
奈良市にある、かわたペインクリニックでは、「チクチク」「キリキリ」「ジンジン」など、なんと40種類以上の言葉が書かれたプリントを使って、患者の痛みを聞き出していた。
これまでの研究によって、「ガンガン」という痛みは炎症から、「ピリピリ」という痛みは神経からくるものだという傾向が分ってきている。
・「ズキズキ」「ジンジン」→混合痛
・「ズキンズキン」「ガンガン」→炎症に多い
・「ピリピリ」「チクチク」→神経に多い
痛みは、@炎症からくる「侵害受容痛」、A神経からくる「神経障害痛」、B両方が合わさった「混合痛」の大きく3つに分けられる。
つまり患者がどんなオノマトペを使ったかによって痛みが何によるものなのか、原因を推測しやすくなるのだ。
菊川もおなかが痛くなって病院に行ったとき、あまりうまく伝わらなかった経験があるようだ。その時はどんな痛みだったのだろうか?
腹痛で「ピキピキ」はあんまりなじみがないかも…ただ「ピリピリ」に近いところから推測すると、神経系の痛みだったのかもしれない。
ちなみに小倉の故郷、秋田県では「目まい」を医師に伝えるとき、独特な言葉を使っている。
「まぐまぐ」とは、自分が沈み込むような目まい。「うるうる」とは、周りが回る目まい。
この地域では、同じ目まいを訴えるのに、言葉を使い分けていたのだ。
ところが、小倉はこのオノマトペに聞き覚えがないようで思わず…
小倉「あきたじでねんでねが?」
突然の秋田弁にスタジオは大ウケ。
しかし、小倉が何を言ったのか全く分からなかった視聴者も多いのではないだろうか。実はかく言うブログ担当もその一人。気になって仕方ないので独自に調べてみた。
放送終了後、あるスタッフのお母様が秋田出身だという情報を入手。秋田に電話し、録音した小倉のオンエア音声を聞いていただいたのだ。
その“翻訳”の結果がコレ。
小倉「秋田市ではないのではないか?」
どうやら秋田“市”出身の小倉は「秋田市の言葉じゃないのでは?」という疑問を口にしたようだ。
原因によっても、地域によってもいろいろあるオノマトペ。どのオノマトペがしっくりくるのか、痛みを医者に伝える言葉は、患者にとっても医者にとっても大切なものに違いない。
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