フツーに歩くよりも効果的に運動「ノルディックウォーキング」で健康寿命UP

フツーに歩くよりも効果的に運動「ノルディックウォーキング」で健康寿命UP

2017年04月27日 (木)
公式ツイッター @web_tokudane

まずは、こちらの計測結果を見ていただこう。20代女性の足の指の力を図ったところ、結果は「2.1キロ」。女性の及第点は2.5キロなので、ちょっと下回る結果に。



一方、81歳の女性は、及第点を大きく上回る「3.9キロ」を記録した。



では、世界陸上400mハードル銅メダリストの為末大さんはどのくらいのパワーがあるのか。世界クラスの足を持つ男の実力を見せてくれ!





あれ?4.6キロ??男性としてはフツーな結果に。違う意味で驚いてしまった。

為末「僕、引退したんでね…」



ではなぜ、先ほどの81歳の女性は標準以上のパワーを持っていたのか。そのヒミツはこの女性が、スキーのストックを使って散歩する「ノルディックウォーキング」を日頃から行っていたからなのだ。



「ノルディックウォーキング」を簡単に説明すると、ポールという棒を持ちながら歩くというもの。スキーのストックのようにも見えるが、歩く場所は雪道や雪山ではなく、普通の道でOK。



元々フィンランドでクロスカントリースキーの夏場のトレーニングとして始まったものが一般に普及して、今、人気になっているという。

小倉「なんか杖に頼っているみたいで。ねぇ」

杖を持って歩くようなスタイルのため、自分はまだまだ若いと思っている小倉は見た目だけで拒否反応。しかし、その効果には目を見張るものがある。
例えば、半年間普通のウォーキングをしていた人とノルディックウォーキングをした人の効果を比べてみると、ノルディックウォーキングをしていた人の方が、腹囲が小さくなり、動脈硬化を防ぐHDLコレステロールが大幅にアップしたのだ。



小倉「テレビショッピングでストックを売り出すんじゃないの?」

小倉も驚くほどの効果。こんなに大きな効果が出る秘密が、ポールを持つことにあったのだ。



2本のポールを交互について歩くことによって、歩幅が通常よりも最大で10センチほどアップ。普通のウォーキングでは17歩かかる距離を12歩で歩くことができ、スピードも速くなった。

また、運動量は多いはずなのに疲れを感じないという。さらに、普通のウォーキングでは腕をほとんど動かしていないのに対し、ノルディックウォーキングはしっかりと腕が振ることで、全身運動にもなっているのだ。

誰でも簡単に始められる点も人気の秘密。腕をしっかり曲げ、視線をまっすぐにして景色を楽しみながら、周りと話ができるペースで歩くだけでいいという。



ノルディックウォーキングによって全身を動かすことによって、高血圧、糖尿病、動脈硬化、さらには認知症のリスクを減らすことができるというのだ。

小倉「怜ちゃん、普段、歩幅狭くて、テレテレ歩いてるよね?」
菊川「いつも後ろ姿を見られると『疲れてるね』って言われる」




菊川のような哀愁漂う背中になりたくないという方は、ノルディックウォーキングを始めてみてはいかがだろうか?詳しくは日本ノルディックウォーキング協会のHPをチェックしてほしい。


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