昔「マザコン」今「ママっ子男子」お母さん大好き男子めぐり世代の溝

昔「マザコン」今「ママっ子男子」お母さん大好き男子めぐり世代の溝

2017年03月16日 (木)
公式ツイッター @web_tokudane

男子が自分の母親と2人だけで買い物に出かけたり食事をしたり遊びに行く姿を見られたら、昔なら少しばかりの嫌味を込めて「マザコン」などと呼ばれていたのではないだろうか。実際、街のサラリーマンに若い時のことを聞いてみると「母親と買い物なんてあり得ない!」という答えが大半を占めた。しかしそれも今は昔。どうやら事情が変わってきているようだ。



20歳前後のイマドキの男子100人に「母親との関係」を聞いてみると「仲が良い」と公言したのは実に8割以上。母親のことを大好きで2人でデートするのもいとわない…こうした男性は「ママっ子男子」と呼ばれている。



例えば「ママっ子男子」のスマホを見せてもらうと、そこに保存してあったのは「母親とのツーショット写真」。しかも、顔を近づけたり肩を抱き寄せていたり、その姿はまるで恋人のよう。



服を買うのに母親からアドバイスをもらっている高校3年生の男子もいた。30歳以上の男性なら「ウソだろ!」とツッコミを入れたくなるだろうが、これがイマドキなのだ。



若者文化に詳しい原田曜平氏によると、今の男の子たちは昔に比べてすごく美意識が高い。この世代の母親はまさに、新し物好きで感度も高く見る目もあるバブル世代。このママが男の子たちの良きアドバイザーになっているというのだ。お互いが尊重しアドバイスしあえる新たな関係。息子と“恋バナ”を楽しみ「合コン」に行くことを勧める母親もいたほどだ。



取材した荘口彰久リポーターは…

荘口「元々、マザコンのイメージが悪くなったのは、1992年のドラマ『ずっとあなたが好きだった』で佐野史郎さんが演じていた『冬彦さん』のせいだそうです」



小倉「僕なんて母親とのツーショット写真で残っているのは、父親の墓参りに行く時、車いすに乗っている母親を押している写真くらいですよ」

1歳の男の子の母であるコメンテーターの宋美玄さんは…

宋「男の子って母親から離れていっちゃうのかなって思って寂しかったけど、勇気が湧きました!」

梅津「私たちの世代はマザコンは嫌なんですけど『ママっ子男子に育てたい』とみんな思ってます」

小倉「高校生くらいになったら突き放した方がいいんじゃないかと思うけどね」



どうやら「ママっ子男子」についてはスタジオの世代間ギャップは埋まることはなさそうだ。ちなみに番組公式ツイッターで、みなさんがお母さんと仲良しかどうか「とくダネ!投票」を実施したところ、「はい」が50%という結果になった。「お母さんが好き」という気持ちを多くの人が持っているということは言えるだろう。


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