ヤマト運輸が宅配料金27年ぶり全面値上げへ…背景にドライバーの過酷なお仕事
パソコンやスマホで選ぶだけで、欲しいモノが自宅に届く便利な現代。
そんな中、宅配最大手のヤマト運輸が、個人向けを含め、宅配便の料金を27年ぶりに全面的に値上げする方針を固めた。その背景にあるのは、アマゾンなどネット通販の拡大。扱う荷物が増える一方で、ドライバー不足が深刻となり、労働環境の悪化が進んでいるのだ。1日のスケジュールを見ると、昼食をとる時間もままならないという。
再配達の増加も仕事の厳しさに輪をかけている。国土交通省の調べでは、宅配全体の約2割が再配達に回る。ただでさえ人手不足なのに余計に手間がかかっているのだ。
小倉「再配達は再配達で料金を負担してもらうことも必要になってくるよね?」
さらには、マンションの床が大理石のため台車を使えないなど、時代と環境の変化が非効率を生んでいるケースもある。
ヤマト運輸が値上げに踏み切るのは9月末とみられる。さらにドライバーの休憩時間を確保するために、正午から午後2時にかけての時間指定を受け付けないことまで検討しているという。コメンテーターの深澤真紀さんはこう指摘する。
深澤「私たちって『便利』と『豊か』を間違えている。必要なサービスというよりは『お客様は神様です』の暴走というか…。このままではあまりいいことが起きない感じがしますね」
今後、ますます増えていくであろう宅配の利用数。とりあえず我々にできるのは再配達の件数を減らすことかもしれない。
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