「とくダネ!」鬼門の伝達式中継成功!72代横綱・稀勢の里誕生で異例のやり取り
きょうの「とくダネ!」は、小倉をはじめ、出演者たちがソワソワしていた。そのワケは、先日の大相撲初場所で初優勝を果たした稀勢の里が新しい横綱として誕生する瞬間を中継しなければならなかったため。というのも実は、とくダネ!は伝達式中継で何度も苦い思いをしてきたのだ。
小倉「『とくダネ!』の歴史上、伝達式はスリルがあってですね、なかなか番組に間に合わないギリギリの時がありましたよね」
そう。伝達式がとくダネ!にとって微妙な時間にずれ込むことが多く、メインイベントである「口上」を放送時間内に伝えられないことが多かったのだ。よって今回は、デーブ・スペクターの海外ニュースのVTRの途中、会場に稀勢の里が現れた段階で中継に切り替え。
これまでの経験と勘を頼りに日本相撲協会の使者が来るタイミングを見計らいながら、口上にかぶらないようコマーシャルを流すなど、ギリギリのオペレーションが行われていたのである。
そして、その瞬間が訪れた。
稀勢の里「謹んでお受け致します。横綱の名に恥じぬよう精進いたします」
口上といえば、最近は「四字熟語」を用いることがトレンド。しかし稀勢の里は大関昇進の時と同様、四字熟語を使わないシンプルでストレートな言葉で決意を語った。
しかし、大相撲取材歴30年の横野レイコリポーターが注目したのは、稀勢の里の口上の前の春日野親方のコメントだった。
春日野親方「本日の理事会にて大関・稀勢の里を満場一致にて横綱に推挙されました。ここにお伝えしたいと思います。自らの相撲道をまい進してさらなる努力をしてください。本日は誠におめでとうございます」
横野「異例なのは、使者の春日野親方が『自らの相撲道をまい進して』という言葉を入れられたんですよね。これまで色んな伝達式を見てきましたが、そういう言葉が付け加えられたのは、今回が初めてではないかと思うんです。それだけ、稀勢の里関に相撲協会が期待する声も大きいということの表れだと思います」
一世一代の晴れ舞台。口上を無事に終えた稀勢の里はホッとしているかと思いきや、なかなか硬い表情を崩さない。
笑顔を見せたのは、それから3分くらいたって、祝い鯛を手にしたときだった。
いや〜、メデタイ、メデタイ。こうして72代横綱・稀勢の里が誕生。とくダネ!も無事に放送内にお伝えできて、めでたし、めでたし。
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