狩野英孝のスキャンダルからトランプ現象を読み解く夏野剛の「超理論」
お笑い芸人の狩野英孝さん(34)が、17歳女子高生との淫行疑惑で無期限謹慎を発表した。狩野さんと言えば、2012年に結婚したかと思えばその6日後に不倫が発覚して結局離婚してみたり、去年2月には交際女性が次々名乗り出て衝撃の「6股交際」が発覚したり、女性関係でのトラブルが絶えない。そして今回は先週発売の写真週刊誌「フライデー」に淫行疑惑のスクープが載ったのだ。
この日の会見に集まった報道陣は150人規模で66分に及び、終盤には狩野さんが汗だくになるシーンも。
そして小柳美江リポーターの追及に、この会見を象徴する迷言が飛び出した。
小柳「(相手の)年齢に疑惑をもったことは?」
狩野「まったくないです。まったくないんですよ」
小柳「でも、何か嘘をついているっていうのは?」
狩野「『野性の勘』というか…」
記者陣「それは狩野さんが『野性』ってことですか?」
狩野「本当に自分の中で勘が働いたんです」
その他、マンションがオートロックだったので合鍵は渡していなかったとして半同棲報道を否定、未成年の少女を一緒に飲酒していた疑惑については「記憶がまったくない」と明言を避け、肉体関係があったかどうかは「直接的なので申し上げられない」と言葉を濁した。
「またか!」と世間をアッと言わせたニュースだが小倉の感想はスタッフをアッ!と言わせるものだった。
小倉「週末は大きな出来事がたくさんあったのに、週が明けた『とくダネ!』のトップニュースがこれか?要は遊びで付き合ってただけじゃないか、放っとけこんなもん!」
小倉と同じ思いの方もかなり多いことだろう。東京五輪マスコット選考メンバーの夏野剛さん(@tnatsu)は、さすが目の付け所が人とまったく違う超理論を展開した。
夏野「最初はくだらないニュースだと思っていたのですが、実は重要なことを捉えています。少女と同じ17歳ぐらいの子たちは『分かり切ったことをごまかそうとしている』『大人ってバカだな』って目で見ていると思うんです。こういう『見せかけ』とか『建前』というものを大事にし過ぎた結果、過激な本音をバシッと言う人が支持を集め、トランプ大統領みたいな人が出てきた。こういうところにつながっているんだと思いました」
そしてオンエアではこの後、アメリカのトランプ新大統領のニュースへと話題が移った。スキャンダルにへきえきとする視聴者の気持ち、放送へ準備してきたスタッフの気持ちをくみ取った上で、番組の進行をアシストするという超高等テクニックが光った一瞬なのであった。
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