担任が生徒を『○○菌』…“原発いじめ”に小倉が本気で怒り
小倉「私も小さいころ、菌ってつけられたことがある。そういう思いをしている子ってたくさんいるんでしょう。大人が気を付けてあげないと誰が対応できるんですか! 悲しいよね」
小倉も過去を振り返り、周囲の大人の対応が重要だと訴えた、いじめのニュース。
しかも今回は、担任の教師が生徒の名前に「菌」を付けて呼んでいたのだ。
福島第一原発の事故から5年半あまり。心の傷が今も癒えない児童へのいじめがまたも問題になった。
いじめが発覚したのは新潟市の小学校。市の教育委員会によると、福島県から家族とともに避難してきた小学4年の男子児童は、1年くらい前から名前に「菌」を付けて呼ばれるなどの、いじめを受けていた。
男子児童は親のアドバイスをもとに40代の担任教師に相談。しかし、あろうことか、
担任は、他の生徒もたくさんいる中で連絡ノートを児童に渡すときこう呼んだという。
「はい(児童の名前)菌さん」
児童の親が学校に相談すると、担任は「菌」とは呼んでいないと一度は否定。だが、改めて学校に調査を依頼すると、「軽率な発言で反省している」と発言を認めた。
担任が「菌」と呼び、さらにウソをつくという信じられない事態。児童は傷つき、学校に通うことができなくなった。
ニュースを見た小倉は、自分が子供のころに受けたつらい思い出を語り始めた。
小倉「こういうことって忘れられないよね。ボクは、子供のころに吃音がひどくて、周りから『ドモキン』って呼ばれてたんですよ。担任の先生は、最初に全員参加の学芸会をする時、ボクにはセリフのない『木』を持たせたの。それをどれだけ引きずってきたか。だから逆に反発して、今こういう仕事に就けるようになったんだけど、なかなかそうはいかないよね」
男子児童が受けた心の痛みを、「菌」をつけて呼んだ担任の教師は理解できるだろうか?