どこまで行っても「止まれ」の道路標識…謎の住宅街を走ってみた
群馬県大泉町にある住宅街。なんじゃこりゃぁ〜!?通りには一時停止を表す「止まれ」の道路標識がこれでもかというくらい並んでいる。まるで通り抜ける者を拒むかのような数…。
一体、この住宅街では何があったというのか?その謎を解明するため、現地に急行してみると…なんと、15m間隔で「止まれ」の標識が並んでいるではないか!数えてみると、北向き・南向き合わせて27カ所も設置されているという異常ぶり。
この通りは400mほどあるのだが、さすがにこれだけ「止まれ」と命令されてしまうと、車で通り抜けるのに2分以上もかかってしまった。う〜む、これじゃ歩いた時とあまり変わらないかも…。
なぜ、こんなに一時停止の標識を設置しているのだろうか?言っておくが、決して、町おこしのためではない。警察に聞いてみると、そもそものきっかけは1987年にさかのぼる。近隣住民から「この道は十字路が多くて危ない」という意見があったことがきっかけでこんな状態になったそうだ。確かに走ってみると、道沿いの家々を囲むブロック塀はとても高く、見通しがよくなかった。とはいえ、さすがに不便なのでは?
「止まれ止まれでストップストップするのが面倒くさい」との声が聞かれる一方、「子供たちが乗った自転車が飛び出すこともあって危ないから必要」との声も。中には仕方がないのですぐ近くにある外郭道路を使って迂回する人もいるようだ。