ご近所さんの嫌な部分が明らかに!あなたは防犯カメラを付けますか?それとも…
全国に500万台あるという防犯カメラ。使っているのは店舗や業者だけではない。今や一般家庭にも普及し始めているのだが、その家庭用の防犯カメラにはゾッとする映像が数多く捉えられていた。
まずご紹介するのは、衝撃の窃盗劇だ。車から降りてきた黒いフードを被ったマスク姿の3人組。1人が高い塀を軽々と乗り越え、内側から鍵を開けてしまった。その姿はまるで忍者のよう…。その後は堂々と家の中に侵入。現金や宝石を盗むと車で逃走。わずか10分間の犯行だった。
では防犯カメラはどのくらい人気になっているのだろうか?
東京都内の量販店をのぞくと、新たに専用コーナーが設けられているほどの人気ぶりで、価格は1万円台が中心。記録用のハードディスクは3万円以下で、2週間ほどの映像を録画できるということだ。
自宅に防犯カメラを設置した人に話を聞くと、風呂場でのぞかれたことがあったり、友人が空き巣の被害にあったりと、身近に犯罪の影を感じたことが設置のキッカケとなっているようだ。そしてカメラをつけた結果、これまでは知らなかったことを知るようになる!
まず番組で紹介したのは、郵便受けをあさる女。もちろん家の住人でもなければ親戚でもない。実は近所に住む顔見知りだったのだ。注意すると、その後は現れなくなったというが、これはさすがに気持ち悪い…。
続いては異臭に悩まされていた別の家庭のケース。防犯カメラには、飼い主との散歩中に、玄関の塀に用を足す犬の姿が捉えられていた。犬が用を足した後は飼い主が水などで流すのがマナーなのに、それを守らない飼い主たちの姿が次々と映し出されていたのだ。注意書きを張り出すことで一定の効果はあったというものの、防犯カメラがなかったら、原因も分からず何の対策も取れなかったことだろう。
ちなみに小倉も、防犯カメラのお世話になった一人だ。
小倉「以前、車を盗まれた時、防犯カメラに映っていて、犯人逮捕に役立ちましたからね」
しかし、防犯カメラも、使い方には注意が必要な場合がある。取材した立川談笑リポーターの指摘は、これから防犯カメラをつけようとする人にも役立つのではないだろうか。
談笑「根回ししないで付けてしまうと、近所同士で疑心暗鬼になってしまうこともある」
防犯カメラ設置についての法律はないそうだが、どこまで映っているのかめぐって、ご近所同士で裁判になったケースもあるという。防犯カメラ問題に詳しい弁護士によると、ご近所トラブルを避けるためにも、出来るだけ敷地内のみを映すようにしたほうが良いということだ。
これを見ていたのがスタジオの古市憲寿さん。社会学者として、そして一人の人間として、ちょっと言いたいことがあったようだ。
古市「近所の人に嫌がらせをされた場合でも、これからもそこに住んでいかなくちゃいけないわけだから、知ることが幸せか?って問題もあると思うんですよね。僕はネットで悪口書かれるんですけど、結構な割合で身近な人だと思うんですよ」
いやいや、古市さん。そんなことはきっとないと思いますよ、きっと…多分…。