「なぜ晴れた空でも雨が降るの?」…お天気雨の謎を天達が解説
この夏の開催も残り1週間となった「お台場みんなの夢大陸」。フジテレビ本社屋1階のお天気キャスター体験ブースに設置されている「お天気質問箱」に寄せられた質問もきのう午前10時の時点で合計700通以上になった。皆さん、ありがとうございます!!
その中から今日紹介したのは、ニックネーム「まちゅまるさん」からの質問。
「なぜ晴れた空でも雨が降るのですか?」
ムムム…。確かに不思議だ。これまでうした「天気雨」は「狐の嫁入り」だなんて言って「不思議だねー」で済ませてしまっていたが、言われてみれば、雲がないのに雨が降るというのも変な話である。それに、質問されてしまったからには、答えねばなるまい。
というわけで天達気象予報士の出番。手書きイラストと共に解説しよう。結論から言って、この「天気雨」現象には3つの原因があるという。
【その@ 雨が落ちてくる間に雲が移動してしまうから】
上空2500mにある雲から雨粒が落ちて地上に到達するまで、実は7分くらいかかっている。その7分間に雲が移動をすると、まるで雨雲がないところから雨が降ってきたかのように見えるんだとか。
【そのA 雨が降るまでに雲が消えてしまうから】
「その@」で書いたように雨が地上に落ちるまでの時間は7分ほど。この間に寿命を迎える(?)雲もあるのだ。なんとはかない…。
【そのB 雨粒が風に流されて落ちてくるから】
なるほど。遠くの雨雲から風に乗ってやってきた雨粒が、晴れのエリアに落ちてくる…イラストも含めて納得できる説明だ。
ちなみに、イラストに描かれているキャラクターが何なのか気になったので天達気象予報士に聞いてみると、水色ストライプのシャツにピンクのズボン姿の小さな人物は「風小僧」。風を強く吹かせる力があるらしい。そしてパイプをくゆらせているのは「ルパン三世」の次元大介をイメージしたキャラクター。「風に吹かれているのに余裕をかましている様子がギャップがあっておもしろいでしょ」とのことだった(結構アタマの中はメルヘンチックなようだ)。
夕立やゲリラ豪雨に悩まされることが多いこの季節。パラパラっと雨を感じて空を見上げたら晴れている…なんてことがあったら、是非この話を披露してはいかがだろうか。もちろん「狐の嫁入りだね」なんていう会話も、とってもステキだと思う。
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