祝!卓球3人娘が銅メダル…男子の金メダル秘策は「20種類のサーブ」と「チキータ」
リオデジャネイロ五輪・卓球女子団体で、福原愛・石川佳純・伊藤美誠の「卓球3人娘」が3位決定戦で見事に勝利。銅メダルに輝き、2大会連続のメダルとなった。試合後、キャプテンとしてチームを率いた福原選手は号泣。準決勝ではシングルスとダブルスで負けてしまっていただけに、相当責任を感じていたようだ。ようやく肩の荷が下りた福原選手はインタビューでつらかった胸のうちを明かした。
福原「ごめんなさい。足を引っ張ってばかりで…。みんなに感謝しています。とても苦しい、苦しい五輪でした」
とはいえ、福原選手がチームをまとめ、一丸となって戦ったからこそ取れた銅メダル。本当におめでとうございます!そして、お疲れさまでした!
続いての注目は、日本卓球史上初めての決勝進出を決めた男子団体だ。水谷隼・丹羽孝希・吉村真晴の3選手が日本時間のあす、金メダルをかけて世界ランキング1位の絶対王者・中国と対戦するのだ。相手が「王者」とはいえ、日本にも必勝ポイントがある。
それは…「水谷隼選手の20種類にも及ぶサーブ」!!
20種類とはまさに変幻自在。卓球にちょっぴり自信があった木下康太郎アナが、水谷選手の大学時代の先輩に協力してもらい、そのサーブを体験したのだが、笑うくらい空振りの連続。
木下「本当に球が消えるんですよ!」
驚くことにサーブの動作が同じように見えても「横下回転」と「横回転」では、ボールの軌道が全く違う。水谷選手はこのように打ち方や回転を使い分け20種類のサーブを使いこなす。しかも、20種類のうちどのサーブが来るか、相手選手はなかなか見分けられないというのだ。
しかもサーブといえば、日本には世界レベルの「使い手」がいる。
小倉「吉村選手も出どころの分からない物凄いサーブがあるんですよね?」
卓球元日本代表の樋浦令子さんは、吉村選手のサーブのスゴさをこう語る。
樋浦「今回の五輪でも注目されていて、世界一のサーブだと言われている。彼のサーブはモニターで見ていても正直分からない」
さらにさらに、日本には王者・中国を倒す秘密兵器がある。それが丹羽選手の得意技「チキータ」だ。
実況を聞いていて、やたらと「チキータ」という言葉を耳にしないだろうか?これは、相手のサーブを打ち返す時に、ラケットを立てて強烈な逆回転をかけるレシーブのことだ。ボールがバナナのように曲がることから、バナナのブランド「チキータ・バナナ」にちなんで名付けられたテクニックだという。
樋浦「横上に曲がっていったり横下に曲がっていったり色々な回転があるだけでなく、レシーブから攻撃ができるところが丹羽選手のスゴさ」
これらの必殺技があれば、絶対王者・中国に勝つことも不可能ではないはずだ。