体操・白井健三メダル獲得!なぜ“ひねれる”?菊川疑問を森末解説
「ひねり王子」こと白井健三選手(19)がリオデジャネイロオリンピックの体操男子種目別跳馬で銅メダルを獲得!
笠井アナ「と言うことで今日もこの人に来ていただきました!」
ダンサーのナナさん「シライケンゾウ、オメデトウ!」
これで日本が獲得した銅メダルは16個。今日のスタジオはロサンゼルスオリンピック体操の金メダリスト森末慎二さんをお招きした…のだが実は、白井選手の活躍は森末さんの予想を大きく超えていたという。
森末「あのぉ〜、メダルを取れると思ってませんでした…白井選手に悪いんですが」
今回、白井選手が2回飛んだ合計点は「15.449」。実は同点の選手が1人いたのだが、新技を披露した白井選手の1回目の点数の方が上だったためメダルが確定。つまり新技のおかげで銅メダルを勝ち取ったわけだ。そして決勝の舞台で成功させた新技「伸身ユルチェンコ3回半ひねり」は、これまで一度も成功したことがなかったという。なんという思い切りの良さ。
菊川「なんで3回半も“ひねれる”んですか?」
森末「高さも早さも必要ですが、早めにひねらないと間に合わない。そうするとだいたい軸がぶれます。軸がぶれると、今回の決勝もそうでしたが着地でだいたい右の方にずれます。練習ではマットの外に飛び出てたんですよ。それでボクは失敗すると思っていたんです」
ちなみに森末さんと白井健三選手のお父さんは日本体育大学の先輩後輩の間柄。オンエアで森末さんはお父さんについて「僕の言うことを聞く。僕の方が先輩ですから」と先輩風を吹かせていたが、息子の健三選手はその「先輩」の予想を超える大活躍で、最後まで親孝行ぶりを発揮したことになる。
白井選手は、4年後の東京オリンピックでは23歳になる。その時はいったいどんな新技で私たちの予想を超えてくれるのだろうか?