選考委員・夏野剛さん新五輪エンブレム決定の“ウラ”明かす

選考委員・夏野剛さん新五輪エンブレム決定の“ウラ”明かす

2016年04月26日 (火)
公式ツイッター @web_tokudane

2020年東京オリンピック・パラリンピックのエンブレムがついに決定した。



4つに絞り込まれた最終候補の中から最後に選ばれたのは、デザイナー・野老(ところ) 朝雄さんの“A案”。



45個の藍色の四角形で文化・思想の違いなどを表現し、様々な違いを越えて繋がりあうオリンピックの「多様性・調和」を描いている。
しかしこのA案、検索サイト大手「ヤフー」が事前に行ったアンケートでは、4つの案の中で、最も人気がなかったという。
一体、なぜ選ばれたのか?
とくダネ!コメンテーターであり、「東京2020エンブレム委員会」委員の夏野剛さんに直接聞いてみると…



夏野「これは僕の考え方ですけど、斬新さと文化・伝統っていうのが両方入っている。3種類の四角形から構成されたエンブレムは、遠目に見ると円に見える。円は(日の丸など)日本にゆかりが深いですし、藍色は江戸の伝統色です。それから斬新さ。オリンピックで単色のエンブレムはミュンヘンオリンピック以来ない。5色のものと対比したとき非常にスッキリ見えて存在感があった」

一見シンプルだけれども、実は計算されつくされている野老さんのデザインは、日本の美のひとつの到達点なのだろうか。
最後に夏野さんはこう締めくくった。



なんと委員としての報酬はゼロ。
一方、デザイナーの野老さんには賞金100万円が贈られたという。

キーワード: ニュースウラ話
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