元号泣県議・野々村被告がスキンヘッドに…法廷失笑「珍答弁」連発
世間の度肝を抜いた「号泣会見」から1年半…。
政務活動費約913万円をだまし取った詐欺などの罪に問われている元兵庫県議・野々村竜太郎被告(49)のやり直し初公判がきのう、行なわれた。
去年11月に開かれた1回目の初公判をドタキャンしたため、今回は身柄を拘束されて「強制出廷」させられた野々村被告。
その姿に法廷が一瞬、どよめいた。
「えっ?誰?」…姿を現した野々村被告は、スキンヘッドになっていたのだ。
答弁の内容にも驚かされた。
最初のうちは裁判官から職業を聞かれ「ハイッ!無職でございますッ」などと元気よく答えていたのだが…核心の“カラ出張”に関する質問になった途端「記憶にない」を連発。
野々村被告側の弁護人ですら驚いたのがこの受け答えだ。
弁護人「県議だった時期を思い出せますか?」
野々村被告「時期は思い出せません」
そんなことがあり得るのだろうか?
号泣会見では「やっと議員になったんですぅぅー!」と絶叫していたではないか…
「記憶にない」を100回近くも連発したのだが、野々村被告はその理由として、「記憶障害になっている可能性があると診断されている」と主張。
だが次の瞬間、誰もが耳を疑った!
野々村被告「(診断されたのは)平成27年12月9日です!」
記憶障害の診断日は、なぜか即答。
一度は容疑を認め、政務活動費1834万円を全額返還していた野々村被告だが、結局、起訴内容を完全否認。
前代未聞の展開となった初公判に、デーブ・スペクターは「こんな変な裁判、記憶にございませんが…」と苦笑していた。