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ハチマガ

#1 ピョンチャンの感動再び!羽生は、宇野は?
3月21日開幕『世界フィギュアスケート選手権2018』の見どころを徹底解説!

元フィギュアスケート選手
フジテレビ 技術局勤務
藤井辰哉(ふじい たつや)さん
1990年、全日本フィギュアスケート選手権優勝。1990年、世界フィギュアスケート選手権出場。同年競技生活引退後、フジテレビ入社。スポーツ局、事業局を経て、現在は技術局に勤務。日本スケート連盟フィギュア強化スタッフ、東京都スケート連盟フィギュア強化副部長、日本学生氷上競技連盟フィギュア技術顧問。2014年から4年連続全日本フィギュアで審判員を務めた。
元フィギュアスケート選手
フジテレビ スポーツ局勤務
中野友加里(なかの ゆかり)さん
2000年全日本ジュニア選手権優勝、2005年NHK杯優勝、2007年冬季アジア大会優勝、2009年ユニバーシアード冬季競技大会優勝。2005年GPファイナル3位、2006年四大陸選手権2位。世界フィギュアスケート選手権は2006年から3大会連続出場、2008年4位。2010年、競技生活を引退後、フジテレビに入社。映画事業局を経て現在はスポーツ局勤務。国内フィギュアスケート競技会では審判員も務めている。

平昌オリンピックの興奮も冷めやらぬうち、世界最大規模のフィギュアスケート大会『世界フィギュアスケート選手権2018』が3月21日から開幕します。
通称『世界フィギュア』と呼ばれ、シーズンの最後を締めくくる大舞台となるこの大会は、「世界一のフィギュアスケーターを決める大会」。さらに、各国の選手の成績によって翌年の『世界選手権』の出場枠が決定するという、国をかけての戦いの場でもあるのです。
そこで、世界フィギュアスケート選手権に出場経験のある、元トップスケーター中野友加里さんと藤井辰哉さんに、平昌オリンピックでの選手たちの戦いを振り返ってもらいつつ、間もなく始まる『世界フィギュア』の見どころを伺いました。

  • 藤井さん
    日本選手も本当に強くなったな、と実感させてくれましたね。(藤井)
  • 一つでもミスをしたら命取りになる、そんな異次元の戦いでした。(中野)
    中野さん

平昌オリンピックでのフィギュアスケートは、羽生結弦選手の2連覇、宇野昌磨選手の銀メダル獲得など、日本選手が大活躍を見せてくれました。

中野 4年前のソチオリンピックの時は、現場で取材をしていたディレクターの1人だったのですけれども、今回のオリンピックを見て、「男女ともにこんなことまでしないと勝てないのだ」と思いました。それくらい演技のレベルが高くなり、一つでもミスをしたらそれが命取りになる、そんな異次元の戦いでした。
藤井 女子金メダルのザギトワ選手と銀メダルのメドベージェワ選手の戦いも、ほんの少しだけザギトワ選手のジャンプの難易度が高かった、今回はそのわずかな差かなと思います。
ソチからの4年間、男子にしても女子にしても、ルールの範囲内で難しいジャンプを自分たちがどこまで飛べるか、というところに挑戦し続けたのだろうな、と感じました。
中野 まさに“ノーミスありき”の戦い。だから、見ている方もドキドキでしたね。そして、羽生選手のような絶対王者が日本人選手の中から出てきた。オリンピックでの演技を、仕事の手を止めて見入ってしまった、という人も多かったようですね。
藤井 髙橋大輔選手が現役の頃「男子も注目してもらえるようにしたい」とよく言っていたけれど、オリンピックでの2連覇、そして金銀のダブル表彰台。こんなことが現実に起こるなんて誰も想像していなかったのではないですか?羽生選手は見るものを釘付けにする素晴らしい演技だったし、宇野選手も初のオリンピックでも自分のペースを崩さない強さを見せつけてくれました。田中刑事選手はちょっとミスが重なったりしましたが、逃げずに立派な演技でした。日本選手が心技共に本当に強くなったな、と実感させてくれたオリンピックでしたね。

男子の活躍はとにかく素晴らしかった。女子も表彰台にあと一歩、というところでしたね。

中野 宮原知子選手は、ショート、フリーと完璧な演技を見せてくれました。坂本花織選手もあの大舞台で、その魅力を存分に発揮したのではないでしょうか。
藤井 男子が羽生選手の後を追うように、各国がどんどんレベルアップしてきたように、女子もロシアのトップ選手を目指してレベルアップしてきていますね。
中野 今回、金銀を獲得したロシア選手と日本人選手の差は、プログラムのどこにどのジャンプを持ってくるかという、構成の問題なのです。もちろん、加点がいくつもらえるか、というところもあると思うのですけれども、日本選手のジャンプも決して劣っているわけではない。加点がもらえないジャンプではないのです。ですので、私はいつでもメダルに届くと思っています。実際に今回だってメダルの一歩手前、もう獲れるのではないかというところでしたよね。その差は、紙一重なのです。最近の傾向として男女ともに選手の平均年齢が下がってきているのですが、それにしても、15歳で金メダルはすごいです。
藤井 若い選手が増えているということも確かにそうなのですけれど、その代わりに選手寿命も延びていて、長くやっている選手も増えてきました。いろんなタイプの選手が混在しているということは、見ていて楽しいですよね。

そして、3月21日からはイタリア・トリノで『世界フィギュアスケート選手権2018』が開幕します。

中野 そう、あの素晴らしい戦いが今回はイタリアで見られるのです。オリンピックでミスしてしまったという選手は特に、「今度こそ、世界フィギュアで」という意気込みもあると思うので、さらに素晴らしい演技が期待できますね。
藤井 オリンピックは4年に1回。これはフィギュアに限らないと思いますが、選手は当然オリンピックにひとつのピークを持ってこようとして無理をした影響で、大会後にコンディションを崩したりするケースもある。ただその一方で、毎年行われている『世界フィギュア』は、オリンピックとは全く別のもの。選手たちの中で「この世界選手権を取ってこそ、世界一のフィギュアスケーターだ」という意識というか、大会への選手の位置づけはずっと以前からあります。
中野 さすがに怪我をしている選手、オリンピックで引退を決めていた選手は出場しないかもしれませんが、今回は、オリンピックに出場したほとんどの選手が出るはずです。シーズンの締めくくりということもあって、気合の入り方が違うと思います。
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