本日のブログを担当いたします、小山内鈴奈です。
研修もいよいよ終盤!
実践的な内容に取り組んでいて刺激的な毎日を送っています。
ところで皆様、今日の皆既月食見る事ができましたか?
私は帰宅する際に見られるかな?と期待していましたが、叶いませんでした。
1限目は後藤譲LIVE STUDIO撮影中継取材部長と野島卓アナウンサー、そして斉藤舞子アナウンサーによる中継でした!
中継の研修は2回目。
前回19日の中継は報道の内容でしたが、今回のテーマは「犬一匹を中継」。
中継自体の内容は自由なので、構成を各自考えて挑戦しました。
今回は、斉藤アナウンサーが飼っているワンちゃんに来てもらい、中継の前に斉藤アナウンサーに取材もしました。
【斉藤アナウンサーに取材している竹俣アナウンサー】
中継直後にいただいた講評では、まず「取材が甘い」とのことでした。
取材と言っても一つのコミュニケーション。
取材に応じていただける事に感謝し、その上で何を伝えたくて取材を受けてくださるのか、その気持ちを汲む事が我々には必要になります。
また、質問に対して答えが返ってきた事に満足してすぐ次の質問に移ってしまうのも、会話のキャッチボールが成り立っていない事と同じです。
自分中心にならずに、話を膨らませながらどう展開していくかというインタビュー力と、聞いた話をどう中継に盛り込んでいくか、構成する力を養っていく事が必要であると感じました。
【斉藤アナが飼っているチワワのくぅちゃん朝早くからありがとうございました】
2限目は、藤井弘輝アナウンサーから1限目の中継の講評をいただきました。
中継入りの最初の画面に何を映すといいか、代わり映えのしないカメラワークを避けるためにできる事は何かなど、実際に中継をたくさんやってきたからこそのアドバイスをたくさんしていただいたので、その技をうまく盗めるよう努力します!
中継している最中も反省は尽きないのですが、映像を改めて見返してみるとさらに改善点が見つかります。
しかし、短い時間で構成を考えたり話す内容を精査したりと、徐々にではありますが慣れてきて少しずつ成長しているのではないかなと今日の映像を見て感じました。
そして、中盤から中村光宏アナウンサーも合流!
【質問に答えてくださる中村アナウンサーと藤井アナウンサー】
中継においては、「一番有益な情報を伝える」事を念頭に置いているとおっしゃっていました。
現場から見えているものや感じられるものの中で、何が視聴者にとってプラスな情報となるのかをしっかり捉えて自分の言葉として話す。
前回の中継の研修に続き、やはり大切な事は共通して皆一緒だと改めて感じました。
だからこそそれがしっかり出来ていないと、自分勝手な中継になってしまいます。
そして、なんと藤井アナウンサーの中継(実際の犬ではなくぬいぐるみを使いました)も見せていただきました!
【右からカメラマン役の中村アナウンサー、中継している藤井アナウンサー、犬の飼い主役の山本アナウンサー】
短い時間で構成を考えていて、尚且つカメラマンさんへの指示も的確。
カメラの動きや構成、声の幅の使い分けなど、とても勉強になりました!
そして、3限目は奥寺健アナウンサーによるナレーションの研修でした。
【丁寧なアドバイスをくださる奥寺アナウンサー】
小学生の国語の教科書を使っての練習でした。
まずは、奥寺アナの読みを聞いてから、それを参考にして伝える事を第一に読んでみました。
いつも練習しているニュース原稿より、もちろん教科書の内容は易しめ。
内容理解も難しくはなく、しっかり伝えよう!という意識を持って読みました。
読んでいる姿を奥寺アナがスマートフォンで撮影してくれたので、すぐに映像確認。
すると、自分ではいつもより大袈裟に読んでいるつもりでも、音声を聞いてみると普段と変わらないように聞こえました。
子供が聞いているという意識で読んでみたり、身振り手振りをつけたり様々な工夫をして読んでみるとイメージがしやすく、そのイメージが声に乗ります。
大切なのは、ナレーションには正解がない!という事。
同じ文章でも読む人によって、読み方が異なります。
だからこそ奥が深いし、追求のしがいがある楽しい仕事だと思いました。
今日の研修の内容は以上です!
そして、今回で私の担当する研修ブログは最後となります。
今までご覧くださりありがとうございました。
アナウンサー研修も残り2日です。
研修が始まるとドキドキしていた日が、昨日の事のように思い出されます。
この3週間でアナウンサーとして、そして人間として僅かかもしれませんが成長できたと思います?
諸先輩方から学んだ大切な事を一言一句胸に留めながら、これからも初心を忘れず全力で頑張ります!
改めて、私たち新人アナウンサーをどうぞよろしくお願いいたします。