はじめまして!
フジテレビ新人アナウンサーの 竹俣 紅 (たけまた べに) と申します。
入社してから約1か月間、総合職・技術職・美術職の同期社員とともに座学研修や現場研修を受け、今月10日、晴れてアナウンス室に配属となりました。
コロナ禍でのアナウンス研修は、人と人との距離を保たなければならなかったり、声を前に出したくてもマスクを着けていなければならなかったりなど、思うようにいかないところもありますが、元気に地道に前向きに頑張ってまいります!
研修3日目の本日。
1限は、三宅アナウンサーによる「スポーツ原稿」の授業でした。
先日放送された「S-PARK」内のプロ野球の映像に合わせて、ひとりずつ原稿を読み上げます。
【一人一人に的確にアドバイスしてくださる三宅アナウンサー】
通常のニュース原稿はスピードを安定させることが大事なのですが、スポーツ原稿に関しては、スピードが必要な箇所を自分で適切に判断し、スピードに負けず、きちんと音を立てることが必要になります。
また、スポーツのワクワク感をいかに伝えられるかということも重要とのことでした。
アナウンサーにとって大切なことは、原稿を“読む”のではなく“伝える”という意識を持つことであり、テクニックを使おうと思うのではなく、相手に“伝える”ために自然とテクニックが出るようにならなければならないというお話が大変勉強になりました。
2限は、川野アナウンサーによる「敬語」の授業でした。
局長や部長、後輩などさまざまな立場の人物が登場する例文を用いて、尊敬語・謙譲語T・謙譲語U(丁重語)・丁寧語・美化語について詳しく学びました。
【2限のスペシャルゲスト・青嶋アナウンサーと川野アナウンサー。
青嶋アナウンサーは局長役を熱演してくださいました】
敬語は、相手を尊重する気持ちを表す手段であるのと同時に、社会人としての常識を持っていることをアピールできるという側面もあるとのことでした。
例えば、駅で「この電車にはご乗車できません」というアナウンスを聞いたことがあるかもしれません。
これは厳密には、お客様に敬意を払うとすれば、「ご乗車になれません」「ご乗車はできません」「ご乗車いただけません」という言い方が正しいということです。
また、今の世の中でしばしば耳にする「〜させていただく」という言い方にも注意が必要とのことです。
1.自分が行うことを 2.許可を受けて行い 3.そのことで恩恵を受ける事実や感謝の気持ちがあるときこれらの条件をすべて満たす場合に限って用いるように意識しなければ、
ともすると「〜させていただく」のオンパレードになってしまいます。
アナウンサーとして、言葉のほんの少しの違いにも敏感になり、正しい日本語を使うことを心がけるようにいたします。
3限は、青嶋アナウンサーによる「映像実況即時描写」の授業でした。
実況というと、スポーツ中継で男性アナウンサーが行うイメージがあると思いますが、
スポーツだけでなく、情報番組や報道番組、特に災害報道においても必要な技術であり、性別にかかわらず磨くべき技術であるとのことでした。
【実況・即時描写の際のポイントを解説してくださる青嶋アナウンサー】
実況を行う際に意識すべきポイントを教えていただいた後、いざ、初めて見る映像をひとりずつ思い思いに実況!
青嶋アナウンサーがおっしゃるには、語彙力をつけるには、本や新聞を読むこと、いろいろなところに取材に行くこと、そして、どうしたらもっとふさわしい表現に変換できるかを日々考えることが必要とのことでした。
本日の授業はここまで。
今日もまたアナウンサーとして、0.01歩進むことができました!
最後に、この研修を一緒に受けている系列局の仲間たちをご紹介します!
【左から、内田有香さん(秋田テレビ)、中塚美緒さん(岡山放送)、中村圭允さん(テレビ熊本)】
【左から、西島芽さん(岩手めんこいテレビ)、高橋礼子さん(岩手めんこいテレビ)】
【左から、鈴木瑠梨さん(テレビ愛媛)、内木敦也さん(テレビ愛媛)】
明日からもみんなで頑張ります!