FUJI TELEVISION Announcer's Magazine アナマガ

佐々木恭子の行き当たりばったり

熱くなる。

2018/10/21 16:14
posted by 佐々木恭子



PARA☆DO トーク&ライブのイベント後に、オフィシャルアーティスト・清貴さんと1枚。

このイベントに関わらせていただいて3回目。

受け取るものの大きさに、熱くなっちゃいます。

今日のゲストは、走り高跳びのパラアスリート・鈴木徹選手。
パラリンピック連続5回出場&入賞のレジェンドです。

そして、芸能界のレジェンド・水前寺清子さん。

お2人のこれまでのキャリアを伺いながら、折れそうになったときにどう乗り越えてきたか、
仕事であることを忘れそうなほど前のめり気味に聞かせていただきました。

すてきな人には理由があるな、と思います。

夢の大きい小さいとか、、、でもなく、才能に満ち溢れている、、、でもなく、たくさんの苦労を乗り越えてきた、、、だけでもなく、

自分の人生を、自分を使い切って表現しているか、、、だなぁと思うのです。

何が足りないかを数えてため息つかずに、持てる力を使い切る。

特に、パラアスリートの方と話していると、その真髄を教わります。

そして、使い切るための試行錯誤すら、楽しそうなのです。

最後に、水前寺さんが「365歩のマーチ」を目の前で歌ってくださり、あの名曲の歌詞が、1時間伺った話と相まって、深く届きましたねぇ、、。


写真の清貴さんは、イベントの中で2曲披露してくださったのですが、歌っているとき、心から幸せそうなのです。
観る側にも伝播してくるほど。

写真を撮る際に、そのことを伝えたら、だって表現できて、歌ってるとほんとうにきもちいいって清々しく教えてくださいました。

可能性は無限大、、、と歌いかけてくれると、パワーがみなぎってくるんですよね。
自分の可能性も信じたいし、人の可能性を拓く応援をしたいなぁとも思うのです。

鈴木選手から教わりましたが、義足の装具士にも臼井さんというレジェンド的存在がいて、義足の技術はもちろんなのですが、そばにいると、1メートル走る?あと1歩走る?と、気づくと、義足が馴染むまでの痛みを越えて、走る喜びを溢れさせてくれる存在なのだとか。
すてきなことだなぁ。


アナウンサーを23年もやって、いまだに自分が何を話しているか見失いますし、アクセントも間違えますし、誇れるものはないですが、人の話を聴くのが一番ワクワクする。
有難い時間でした。