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佐々木恭子の行き当たりばったり

やさしさと反省と。

2018/08/24 19:36
posted by 佐々木恭子
先日、わたしの仕事が夜まである日のこと。息子の習い事の迎えに行って、早めのお昼を外で食べ、わたしは会社に、息子はそのまま帰宅、、というプランニングをしていました。

「おかえり。ご飯たべよう」と丸々とした食いしん坊の息子に言うものの、

「いい、このまま帰る。家になにかあるでしょ?それ食べるから、いいよ、帰る」と言い張ります。

大したものも作ってきてないから、さっと食べちゃおう、いや、家でいいの押し問答。

どうした?お腹空いてない?と聞くと、

うぅん、空いてるけど、お母さんの会社行く時間が遅くなっちゃうから悪いよ、と殊勝な顔していうのです。


そんな気遣いをしてくれるようになったのか、、、と、ちょっとホロっとしそうでした。

何時までに出れば大丈夫だからと伝え、ささっとご飯を食べる間、なかなか2人だけで外で食べることもないので、いろいろ話しました。


じゃあね、とびゅんびゅん手を振って別れたあと、最近の会話を思い出して胸が痛くなった。

夏休みとはいえ、メリハリつけて時間を大切にしなさいと、それはそれはクドイほど言っているわたし。遊ぶときは遊ぶ、勉強するときは、する。
夜、息子の横に座って宿題の丸つけしてる最中に、ダラダラしてる姿を見ては、自分の時間もだけど、おかあさんの時間も大切にしてよ!と金切り声で言ってしまったのですね。1度でなく。

おかあさんだってこの時間、資料を読みたいわよ、このあと家事もあるんだから、寝るのも遅くなるでしょ!、と、わーっとオットにも言わないことを息子には言ってるわけです。

時間時間時間、、、、。

その大切さに本当に気づいたのは、人生折り返しのころなのですが。笑


あぁ、、、溢れちゃった感情を、子どもなりに受け止め、気にさせてたんだなぁ。

もちろん、家族だから、外でそれぞれ頑張ってる分、弱さもダメさも緩さもダラダラさもお互いにさらけ出すわけですが、わたしの未熟さを、子どもたちは親というだけで赦してくれてることも、たくさんあるのですよね。

教えてるつもりが、教わることの連続です。