新報道2001を担当してうれしいのは、本を読む時間ができたこと。いや、できたというより必死に捻出はしているのですが、
日々のニュースから一歩踏み込んで、これってそもそも?なにが本質?を考えられるのが、ウィークリーの番組の良さでもあります。
今週は、仮想通貨について。
被害者保護の観点が第一に大事なのはもちろん。
少し離れて、そもそも、仮想通貨って何を目指して生み出されたものなの?を少しでも理解するため、お金にまつわる本をあれやこれや読んだら、読み耽ってしまった。
もともと、お金には弱いのです。弱いというのは、何が得で何が損かとか、なにに投資するのがいいのか、、、とか、あまりに疎い。ちょこちょこ使うことだけが得意。笑
なのに、そもそも論の大きな話は、読み耽ってしまった。
仮想通貨の、国家や中央銀行の信用に裏打ちされずとも、誰もが貨幣を作ることができる概念は、資本主義のお金と人とのありようを、劇的に変える可能性があるんだなぁ、と。
インターネットによってだれもがメディアを持つことができるようになったり、オンラインで買い物することが当たり前になったりしたのと同じで、10年前には考えられなかったことが起きる時代。
働くことも、時間を差し出すことによって得られる対価でなくなるのかもしれません。
これまで既得権益として守られてきた信用なるものが、テクノロジーによって、個人同士の信用で作ることができる流れの中で、
マスに向かって何かを伝える自分の仕事は、、、なんだろう?と立ち返りもしますね。