FUJI TELEVISION Announcer's Magazine アナマガ

佐々木恭子の行き当たりばったり

いいものみたな。

2018/01/07 11:55
posted by 佐々木恭子





今日は、新報道2001は生放送ではなく、VTRだったので、いつもの日曜より少し遅い出社。


道中の朝焼けのきれいなことといったら!
いいものみたなぁ。

夏の朝焼けはエネルギッシュで色も鮮やかですが、冬は冬で違う趣きがあります。ビルの谷間から、空に向かってグレイがかった赤からオレンジのグラデーションが、なんともスモーキーな色に映って美しいのです。

写真撮る20分くらい前、6時ちょっと過ぎが素晴らしかったな、、、。しかも、わたしのカメラの腕前では伝わらないな、、、ごめんなさい。


空のグラデーションの元でビルを見るとカッコよいですが、もう都市にはそんなワクワクしない自分もいます。


たまたまお正月に訪ねた田舎暮らしの友人が、すき焼きをご馳走してくれました。
お肉以外は、たくましい白菜もネギも、ツヤツヤのお米も、全部じぶんちでとったばかりのもの、だそうで、あまりの甘みに、(お肉が仮になかったとしても)十分すぎるほどのご馳走でした。

仕事をしながら、商品ではなく、自分のところで食べるくらいの農作業。

なんて豊かなんだろう、、、と心底温まりました。


わたしは、生き物と向き合う忍耐力に自信がないので、漠たる憧れなのではありますが。
都市にいると、絶えず、生活の中から、少しでも面倒くささが減るか、ノイズが減るかに、エネルギーを割いている自分がいます。思考が止まる暇がない。

一方、不便なこともあるだろうけれど、ヒトが創れないものがたくさんある豊かさ。



そんなことを思いながら、新報道2001の放送に立ち会うと、またまた目から鱗が落ちるような。
日本人が気づいていない、日本の、とりわけ地方の豊かさに、外国人観光客が発見して殺到している様子が映し出されていました。


そして、そういった新たな観光名所になっているところには、日本人とは違う楽しみ方であったとしても、外国人を受け入れる地元の方々の寛容さがあり、拓いていく大らかさがあり、年明けから新たな光を見たようでした。


自分のもつ魅力って、他人が引き出してくれて初めて認識できることも、多いのですよね。個人レベルでも、もっと大きな括りにしても。