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佐々木恭子の行き当たりばったり

街中から姿を消したもの。

2017/05/28 19:24
posted by 佐々木恭子
先週、みんなのニュースウィークエンドで、デジタルデトックスの取材を放送しました。

スマホから離れた旅に出る。

街の人と直接対面で交流したり、自然の音に耳を澄ましたり。

映像も、心なしか時間がゆったり流れるような。

わたしは、忘れたくないのに、時々スマホを忘れて出社します。
わぉー、やれやれ。
今日は、ほぼ数人しか電話番号わからないや、、、と一瞬ため息ですが、案外心地いいものです。なきゃないなりに、なんとかなるさ。
通信環境の悪いところに旅に出るのもしかり。

帰ってスマホを手にしたときに、なんだぁ、案外メールも来てないわと、安堵のような、友達が少ないような複雑なきもちがするのも一瞬。笑


放送前の会議で、このトピックスのことを話しているとき、先輩スタッフがぽつり。

昔、駅に伝言板ってあったよね、と。

ぎゃー、ありましたー、なつかしー!!と突然、記憶の圏外をつつかれ大きくリアクションしたのは、、、むろんわたしひとり。

ありましたね。駅の改札出たところに、誰でも使える伝言板ボードが。

本当に懐かしい。

あまり頻繁に使ったわけじゃないけど、誰かに待ちぼうけを食らっているときに書かれたメッセージを読むのは好きでした。



この人たち、会えたのかな。

心配しただろうな。

、、、怒ってるな。

等。

私の大学時代までは、待ち合わせでの遅れや、出かける直前に突然具合悪くてのドタキャンなど、連絡手段がなかったのでした。

行き違いになるから、待ち合わせ場所から離れて時間をつぶすこともできなかったですしね。


などと振り返ると、苦い思い出がわんさか出てくるのでやめます。笑


ノスタルジックにあの頃はよかったとは、やはり不便だったので思わないですが、いつでもつながれることで忙しいのは確かです。


1日、10分でも20分でも、あえて見ないというのは、いいかもしれないですね。