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佐々木恭子の行き当たりばったり

そして、44歳。

2016/12/17 19:14
posted by 佐々木恭子
少しばかりのご無沙汰です。

そんなこんなの間に、今日44歳になりました。

もう、めでたくもないのよぉというほどでもなく、SNS等で久しぶりの方からメッセージもらうとうれしくはあり、
←まったく返事できてなくてごめんなさい

かといって、これほど特別感もない誕生日も初めてです。笑

数字がひとつ、確実に増えたという感慨くらいかなー。

それが44歳というものなのでしょうか。

ケーキも、、、あまり食べたいとは思わなくなり、むしろ最近は肉うどんの奥深さに目覚めています。肉うどん、美味しいですよねぇ、、、。

なんのこっちゃい。


よく、ヒトの一生を四季に表しますが、生命力旺盛な盛夏は確実に過ぎ、いまちょうど初秋といった頃ですね。

子どもの頃、時間があり過ぎて退屈で、夏休み遊んでも遊んでも長かった記憶も、もう遠い彼方。

いまは、確実に時もいのちも有限であることを、頭ではわかっている。
そして、心身にも、ちょっとずつしみ始めています。


秋はどんな風景が見えるのでしょう。実り豊かな時期になるといいなぁ。


そして、そこを過ぎて冬になったら、屹立する裸の木の枝や、澄み切った朝の空や、日なたぼっこのぬくぬくした幸せを、若いときはわかんなかったわねぇと言っているおばあさんになっていたいな。冬は寒いからこそ重ね着が楽しいのよ、なんてね。


そして、なんの根拠もないですが、たぶんそうなっている気がするのです。

なぜなら、いつも今が一番楽しいので。笑

過去のいかなる地点も、それはそれで楽しく、いつもそれなりにしんどいこともあった。どこにも戻りたくない。


今もそうです。
楽しく、裏腹には、しんどい。
しんどい、けど、楽しい。

泣き笑い、怒り笑いの毎日です。

こんな今の積み重ねができていれば、いいな。


そして、そう思わせてくれるのは、周りにいるヒトたちのおかげ。


支えもするし、たくさん支えられてる。迷惑をかけるし、かけられもする。


そんな按配で、残りの人生で一番若い今日を、全うしていきます。


あまりに普通の1日、帰りに好きな黒川伊保子さんの著作を自分にプレゼントしました。早速読もうっと。