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佐々木恭子の行き当たりばったり

過ぎてみれば。

2016/11/02 22:24
posted by 佐々木恭子
たまに、ようやくヨチヨチ歩き始めたチビっ子が集まる遊び場に出かけます。

すると、汗だく、荷物大のおかあさま方にたくさん出会います。

抱っこだの、バギーだので、大概、足開きめで、大地を踏みしめるかのような。

そうだった。
いつも汗だくだった。



いつのまにかポシェットひとつで出かけるようになった身軽さを、ふと実感する。
ピアスやネックレスを引きちぎられる心配もなくなる頃には、もう、アクセサリーをつける気力、体力がなくなっておりました。笑

いつのまに。


4歳になったムスメは、自分より小さな子が大好きなので、ベビーちゃんの靴をはかせてあげたりね。

最近までわたしが履かせてたのになぁ。

ひとりで食べ、ひとりで着替え、お手洗いに行き、思いやりを交わし合えるようになり、


よく、大きくなったことに気づいた瞬間うれしくも寂しい、、、と表現されるのでしょうが、


わたしは、さみしさが襲ってこないのです。笑
冷たい人と言われそう〜、、、ではないですが、
冷たいのか、能天気なのか。


いつも大変で、いつも楽しい。
そして、いっぱいいっぱい。

その質が変わっていくことに、時々、過ぎた時間を思い起こすと気づくのです。


そして、心配ゴトも尽きない。
笑いも、尽きない。


でも、行きつ戻りつしながら、成長していくことに感動する。

傍らで、じぃじばぁばの足腰は弱っていくけれど。



オットと出会って結婚する報告をしたときに、義母からは、

わたし以外に身体を心配してくれる人ができてホッとした、と言われ、

わたしの母からは、もうここからは、親ではムスメを幸せにはできないからよろしくね、とオットに告げられ、

その横で、義父は寡黙で、わたしの父は陽気にアロハシャツで、、、、


いつかそんな感慨がくるのかしら。


まさに、たすきリレーですね。