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佐々木恭子の行き当たりばったり

パラリンピック

2016/09/18 08:35
posted by 佐々木恭子
今週、ユアタイムを代行させてもらったおかげで、田中ウルヴェ京さんの解説つきで、毎日パラリンピックに触れることができました。


毎日観ることで、大変な想いを乗り越えた方々の限界を超えていくもの、というよりは、

それぞれの特性を活かしたスポーツ、競技として観るようになりました。


背景にあるストーリーはもちろん大事です。が、陸上のリレーでも、それぞれの身体の特性に活かしたそれぞれのフォームで走る姿があり、

競泳でも、視覚に障がいがあるのか、肢体に障がいがあるのかで、周りのサポートの仕方が変わったり、

競技を通じて自己表現し、勝ちにこだわる。

ないものを埋めるというより、あるものをどう活かしきれるか。


現役選手の年齢幅も広くて、いろんな意味で枠を超えていく姿には、喝を入れられる気分にもなりますしね。

ウルヴェ京さんが教えてくださった言葉に、

パラリンピアンたちは、「生きる気」を大事にしているのだそうです。

よく、死ぬ気でやれ、、とか、命がけで臨め、とか聞きますけど、逆なんですって。


1度は死ぬような想いを経験した人も多いからこそ、
スポーツを通して生きよう、生きる気で生きよう、というマインドなのだそうです。

言わんとすることは同じだけれど、言葉が変わるだけで、声にだしてみると、なんだか、奮い起つような気分になるものです。
力が宿る、のですよね。


2020年、東京でのパラリンピックも、ますます競技レベルも上がることでしょうし、もっと広く知りたいなと思ったのでした。